密室家庭は人間をダメにする
360449 「共感ができない男」が量産される理由
 
稲依小石丸 ( 40代 犬上 ) 20/09/23 PM06 【印刷用へ
男女の差異(役割)に向かおうとしない中性化が進行していますが、男の中性化には母親の関わり方の影響が大きいと考えられます。
一つには母親が何でも口出ししたりお膳立てをしたりする過干渉が、主体意識を奪ってしまうこと。
そして、もう一つが問題解決型の会話一辺倒による共感力の欠如。

後者は男の子にとって必要なように思われますが、それは父親や男友達との関わりの中で自ずと身に付けていきます。
母親はむしろ子供の想いを受け止め共感し、充足感を与えることで、理屈抜きに守りたいという男の子の庇護本能を作動させることが重要です。

とりわけ“お受験モード”になると、母親は過干渉+問題解決型での接触に陥りがちになります。
男女の差異という事実を捻じ曲げる観念教育を捨て、改めて男女(雌雄)の本来の役割に立ち返ることで、本能も正常に作動するようになるのではないでしょうか。

◇共感ができない男は「息子の母」が量産する現実リンク
<東洋経済オンライン>より
////////↓↓引用開始↓↓////////
〜前略〜

Q.どうしたら思いやりのある男に育つの?
そもそも、ママが、思いやりのある会話をしてますか?

「学校どう?」「宿題やったの?」「どうして、○○しないの」「だから、言ったじゃないの」「早く○○しなさい」……これらは、どれも、問題解決型の対話で、心が通わないんです。

考えてもみて。「学校どう?」「宿題やったの?」なんてことば、家に帰ってきた夫が「今日、何してた?」「めし、できてるのか?」と聞いているのとまったく同じ話法。こういうことばで息子を育てれば、将来彼が、そういう夫になるのは目に見えている。

ママが会話方式を変えないと、「思いやりのある男」は作れないのです。

人間は、とっさに使う脳の回路が大きくわけて2つ、プロセス指向共感型と、ゴール指向問題解決型があります。

プロセス指向共感型の回路は、感情をキーファクターに、過去の記憶を再体験し、深い気づきを生み出す回路。コミュニケーション・スタイルは、共感です。つまり、心通わせる会話を紡ぎ出します。

ゴール指向問題解決型の回路は、事実を客観的に把握し、いち早く混乱を鎮めるための回路。コミュニケーション・スタイルは、指摘です。今、目の前にいる対話相手の問題点を指摘して、解決を急ぎます。

だから、問題解決型の人に、今日の大変だった出来事を話してなぐさめてもらおうと思っても、「きみもこうすべきだったんじゃないの」「向こうにも一理あるな」「そもそも、きみは」なんて言い出すわけ。

しかしながら、この話法は、「荒野で危険な目に合ってきた男性脳」には大切なもの。目的をすばやく達成するためには、有利な話法です。

日本の子育ては、目標に満ちてますよね。だから、母親も子どもに、どうしても問題解決型の話法で話しかけがち。

けれど、こちらの話法しか知らないで育つと、「月がキレイだよ、見た?」「それは大変だったね」「大丈夫?」「あ、僕の好きなナスのカレーだね」「それ、いいね」なんていうことばは永遠に出てきません。

夫に思いやりがないと感じるのなら、夫は、ゴール指向問題解決型の会話で育っているはず。息子さんに、同じ轍を踏ませますか?

夫にされたつらいと感じる会話を息子にしないこと
男友達との会話は基本ゴール指向問題解決型なので、男の子にとって、共感型対話の訓練はママだけが頼り。「息子の母」の責任は重大なんです。

共感型の対話の始め方は、褒める、ねぎらう、感謝する、いたわる、頼る。

「それ、いいね」「カッコいいじゃん」「そんなこともできるの?」と褒める。

「よくやったわ」「がんばったね」「たいへんだったでしょ」とねぎらう。

「宅急便、受け取ってくれたのね、ありがとう」「お米運んでくれたの? 助かる〜」と感謝する。

「暑かったでしょ、大丈夫?」などといたわる。「味見してくれない?」「どっちがいいと思う?」「9月新入学って、どう思う?」と頼る。

学校のことを話してくれたり、「どう思う?」に意見をくれたとき、「それは違うんじゃない」と思っても、いきなり否定しないこと。「そりゃ、納得できないよね」「その気持ち、よくわかる」とまずは気持ちを受け止めて。

話は簡単。同じことを、夫にされたらつらいと感じるような会話を、息子に向けてしないこと。それだけ。めんどくさいかもしれないけど、将来息子に、あふれるほど思いやりの言葉を言ってもらえますよ。

////////↑↑引用終了↑↑////////
 
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