密室家庭は人間をダメにする
360415 子どもにとって悪い親とは
 
匿名希望 20/09/22 PM05 【印刷用へ
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子どもの問題行動は、心の不健康から起こっているのですから、悪い親とは子どもの心の健康を育てられない親ということになります。
もちろん親だけにすべての責任があるというのではなく、友人も教師も一般社会も責任がないわけではありません。しかし、健康の土台づくりに失敗したために、その後の環境の条件がマイナスに作用する結果となることが多いのですから、その点で親の責任が重視されるといってよいでしょう。

■子どもにとって悪影響を与えるような悪い親のあり方をあげてみましょう。
●愛情拒否と子どもに誤解させる親。
子どもを憎むとか大嫌いとかいう親はあまりいないでしょうが、子どもに親の愛情を疑わせるような態度や言動をする親は、子どもにとって最も必要なものを与えないことになりますから、最も悪い親ということになります。
しかし、親が知らず知らずの間にしていることがありますので、そのことを自覚できれば良い親になれる可能性が出てきます。
●期待過大な親。
子どものためと思いこんで、子どもに高すぎる期待をかけ、そのために無理な努力を強制したり、無理な競争に駆り立てたりして、結局子どもにあせりや不安、劣等感などを抱かせるようになると、それは悪い親といわれても仕方がないでしょう。子どものためだから、心を鬼にして勉強させるとか、子どもらしい遊びや生活を犠牲にさせるようでは、健全な心が育つのを妨害することになるのでよくないのです。
●放任の親。
親の心が子ども以外に向けられて、子どもについて無関心であるのは、悪い親といえます。子どもは生きがいを失って、何をする気もおこらなくなり、消極的でぼんやりしたり、不安のために落ち着きのない子になったり、あるいは人の注目をひく心理が動き出して、しかられるようなことや、変わったことばかりするようになったりします。厳しすぎも甘やかしもよくありませんが、放任はもっと悪いといってもよいのです。
●自己統制力を育てない親。
子どものわがままな要求をすべて満たしてやる親、つまり子どもの家来になって盲目的に子どものいいなりになる親は、子どもに自制心や我慢する心を育てられないので、いわゆる甘やかしで、子どもが一人前の社会人になれないのです。世の中がすべて自分の思い通りになると思いこんだ子どもは、幼稚園や学校の規則に従うことができませんし、自分の欲望を遂げるために手段を選ばない反社会的な人間になるおそれがあります。
●矛盾している親。
親の考えや行動に一貫性がなく、気まぐれですと、子どもは不安になり、心のよりどころを失ってしまいます。つねに心が定まらず矛盾している親に育てられると、ノイローゼになったり、自信や信念のない人間に育つおそれがありますので、子どものためによくない親といえます。
●不一致の両親。
父親と母親の考え方や態度が正反対ですと、子どもはどちらをとればよいか迷ってしまい、矛盾の態度と同じように不安定になります。また、父親と母親とが不仲ですと、これも子どもの心が二分されて悩みや不安が増して不健康な心の原因となりますので、この場合は両方とも悪い親となります。
●子どもの欠点しかみない親。
わが子の欠点や困った行動だけに目を奪われて、小言や文句ばかりいっている親は、子どもに親の愛情を疑わせるので困ります。親のほうでは、悪い点を治せばよい子になると思っていても、欠点ばかりつつかれる子どもは、ちょうど傷口をつつかれるようなもので、自分は悪い子だと自分で思いこみ、生きる望みを失います。
●過保護の親。
過保護というのは、手やロのかけすぎ、世話のやきすぎ、干渉の多すぎるのが一つ、もう一つは、健康や安全について心配のしすぎのことをいいます。
そういう親は、子どもの独立心や自主性を傷つけて依頼心の強い子にしてしまいます。また、心配のしすぎは、子どものたく ましさを失わせ、神経質で弱い子どもにしてしまいます。いずれにしても子どもにとっては迷惑なことです。
●理屈っぽく勉強のことだけ重視する親。
子どもの顔さえみれば勉強や成績のことしかいわないという親は、子どもを広い視野で総合的に人間として見ることができないのです。つまり、子どもを点を取る機械のように見ているわけです。
子どもでも、もっと人間らしく生きたい気持があるわけで、これではかえって学習意欲を滅退させているのです。理屈一点ばりでは、子どもの感情が無視されますので不愉快な親とみられます。
●劣等感やひがみ心を抱かせる親。
子どもをよその子と比較して、不利な点をやかましくいう親は、子どもに劣等感をもたせ無情な親と感じさせます。また、兄弟の差別扱いをする親は子どもにひがみ心を抱かせます。いずれにしても、人間としての価値感を傷つける点が問題です。「どうせ僕なんか」とか、「どうせ私なんか」という自己無価値感を抱かせることが、健康な心をおびやかす最大のものです。
 
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