新しい男女関係(→婚姻制)の模索
359823 (書籍)「あなたが目覚める愛と性のギフト」より。G「男と女はわかり合えない」は支配層による刷り込み。
 
野崎章 ( 46 九州 会社員 ) 20/09/02 AM09 【印刷用へ
 あなたが目覚める愛と性のギフト〜至福の男女関係をつくる[6つの封印解除] 夏目祭子著(徳間書店)〜より引用。

※※※以下、引用※※※ 


 『聖書』では、男性的な「父なる神」が独りで世界を創ったと教えているけど、それとは対照的に、日本の『古事記』では、イザナギ・イザナミの夫婦神が「まぐ合いによって」国土を産み出すという、いかにも精神文明の息吹を感じさせる、男女円満な「国生み神話」が語られています。

 と、そこまでは良かったのだけれど、同じ『古事記』の中で、その後の二神は、イザナミが死んで黄泉の国の住人となり、それをイザナギが追いかけて会いにいった時の行き違いがもとで、手のひらを返したように壮絶なケンカ別れをして終わっているのです。独り戻って来たイザナギは、現代まで神道の最高神とされているアマテラスなどの代表的な神々を、独りで産んだことになっているので、結局は『聖書』と同じ流れについてしまったことになる。

 人々が手本に仰ぐ神々が、男女でいがみ合って仲違いしたということは、人類の意識に次のような封印がかけられたことを象徴しています。

「第6の封印 「男と女は、わかり合えない」

 そこから、男女のエネルギー循環の環が崩れたのです。それはつまり、人の世の「和」が崩れたということ。

 互いを満たし合う循環ではなく、「男性が女性のエネルギーを搾取する仕掛け」が社会に組み込まれたのです。その中で女性は、男性に奪われ、辱められるという被害者意識が育ち、一方で男性は、判断も行動も自分がリード役を引き受けなければならないという重圧を背負ってきました。

 だから女性は、男性の被害者。
 だから男性は、女性が重荷。

 これは、同じ人間という仲間同士でいがみ合うための仕掛けなのです。互いに相手を、理解し合えない別の人種だと思い込まされること。この仕掛けは、性別が同じ者同士にも応用されて、男女それぞれの優劣の物差しで競争意識が刺激され、「力のある勝ち組」と「力のない負け組」との対立が演出されて、助け合いを難しくしてきました。なぜ、人々をいがみ合わせるような仕掛けが存在するのでしょう? それは、物質文明の始まりとともに、少数の権力者が、大勢の人々の意思を、自分の思いどおりの方向へマインドコントロールするための策略を必要としたから。彼らにとっては、人々が結束して大きな力を持つことがないように、お互いに反目し合ってバラバラでいてくれたほうが都合がいいのです。

 同性同士が心から信頼し合い、性的にではなくても親密に触れ合うことから生まれる安らぎと快感。それは、性的なパートナーと喜びに満ちた絆を結ぶための土台にもなるもの。それが揺らぐような、嫉妬と対立意識をかき立てる情報が、この世界ではせっせと広められてきました。
 
 そして、男女が性欲から結びつくことはたやすいけれど、そこに罪悪感や恥の意識がまぶしつけられ、暴力的でエネルギーの奪い合いにつながるような方法でしか交われないなら、そこからは決して深い安らぎは得られないし、高らかな歓びの境地へはたどり着けません。そうして大勢の人々の性のエネルギーが、本領を発揮できずに抑圧されてきました。

 性エネルギーが抑圧されると、スイッチ一つで「怒り」の感情へと切り替わります。つまり、怒りっぽくなるということ。

 支配者たちは、使われずに余っている民衆の性エネルギーを、ある時は戦争へと駆り立てることで使わせ、戦争のない地域では、それを激しい経済競争や、あくなき消費欲へと向けさせてきたのです。20世紀以降、言葉にならない欲求不満を抱えた民衆の中には、行き場のないエネルギーを、食べ物やアルコール、ドラッグ、ギャンブル、買い物などで晴らす「依存症」に陥る人たちが増え続けてきました。つまりそう、すべては「支配者たちが金儲けできる方向」へと誘導されてきたわけです。その結果が、今のような自然の循環を無視した環境破壊へとつながっているということ。

 もし、この世界の人々の、誰もが性エネルギーを通じて全身全霊の歓びで満たし合うことができれば、戦争は必要なくなるし、環境破壊は終わります。だから私たちは、長年刷り込まれてきた、性エネルギーを後ろ暗く重苦しいものに変質させる、あらゆる封印を手放していく必要があるのです。
 
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