生物学を切開する
35522 『遺伝しない形質』を獲得形質と定義した2
 
本田真吾 HP ( 45 香川 建築家 ) 02/07/06 PM11 【印刷用へ
ここで問題になっている『獲得形質の遺伝』と『用不要』説は上記の説を補強する仮説として出されたものです(吉国さんが指摘されているように)。同じように高等(複雑)な生物も何種類もいるという事実を、環境とのかかわりの中で説明しようとした訳です。ダーウィンもこれについては認めていました、否定したのは前進的進化説だけです。

これらの事実と、現代において、ラマルクが獲得形質遺伝説をとなえた悪者のように非難されるのは、彼の当時の主張からは大きくずれていると考えています。決して彼はDNAに後天的な形質が記憶されるとはいってない、遺伝子という言葉すら未成熟な時代だったわけですから。

そして、現代の分子生物学の主張は(ただしマスコミに通説と思われている範囲だと思いますが)から見ると、環境変化により起きた形態(や機能)の変化が、自身のDNAという物質の変化を起こしてはじめて、獲得形質が遺伝すると考えているわけです。

そして彼らの議論は、上記煮の一点を証明できるのか?というところへ収斂し、そこが証明できなければ獲得形質は遺伝しない、と言うわけです。ここで、ひろく事実を見ていくと、突然変異だけでは説明しがたい現象はたくさんあります。また、DNAだけが遺伝をつかさどっているという事実はありません(確定できません)。

分子生物学の進歩の前までは、これらのことも含めた新しい論理を創出するという動きはたくさんありました。ところが現在、分子生物学を盲信する状況になってそれらの研究は殆ど注目を集めなくなりました。どちらの論理も生命進化を説明するには不十分であるにもかかわらず。

このような意味で『獲得形質』という言葉自体が誤解を招きやすい、若しくは不適切な言葉になっているのだと思います。外圧適応態という言葉で表されるシステム中身を、規定する言葉で語っていくほうが鮮明になるように思っています。

 
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36069 生きた細胞がDNAから情報を読み取る 本田真吾 02/07/14 AM00

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