素人による創造
354815 内田樹の「サル化する社会」より〜未来にぼんやりとした手応えを感じる直感力なしにはイノベーションは成立しない。
 
田野健 HP ( 59 兵庫 設計業 ) 20/03/21 AM01 【印刷用へ
内田樹の研究室より紹介します。
組織を活性化するには何が必要かと思いますか?というインタビューに答えています。内田氏は管理部門に過大な資源を配分しないという方法と、「この先」という言葉にリアリティーを持つこと、それも直観に導かれて〜と語ります。
内田氏の言葉はいつも分かりにくいですが、この直観と創造という部分に何か引っかかり(可能性)を感じます。例えば現在のコロナ問題と世界大恐慌、普通に考えればこの先にいい事が何も見えない。しかし、これらの事象から悲劇的な未来を想像するのではなく、可能性をどう見つけるか、感じるか、
「未来にぼんやりとした手応えを感じる直感力」をどう身に着けるかが需要な気がします。この直観とは一旦報道や世論は置いておいて、自ら情報を掴んでそこからこの先を予測する事です。

私は「この先」はまさに日本人が新しい時代に突入するきっかけになると予測します。現在の政治支配が壊れ、アメリカ経済は破壊する。しかし、その先に確実に新しい秩序が登場する。それはかつて考えられなかったような社会。おそらく人々の役に立つ為に生きる事が普通になる時代。その為に様々な人の活動が新しい秩序の中に生まれる時代。まだぼんやりしていますが、やがて像を作り上げていくと思われます。その時代に向けて人々の中の意識の芽を掴み、新しい関係を作っていきたい。

以下、内田氏の言葉より〜リンク
>組織を再活性化するなら、管理部門に過大な資源を配分しないことです。今の日本の組織は「価値あるものを創り出すセクター」よりも「人がちゃんと働いているかどうか監視するセクター」の方に権限も情報も資源も集積しています。労働者よりも監督の方が多い現場とか、兵士よりも督戦隊(前線から逃げて来た兵士を射殺する後方部隊)が多い戦場のようなものです。それでは生産性が上がるはずがない。
 「管理を最低限にする」「現場に自己裁量権を与える」「成果の短期的な査定を止める」くらいで日本の組織はかなり再活性化するはずです。でも、管理部門の人たちはそう言われても「管理部門の肥大化を適正規模に抑制するための管理部門の増設」くらいしか思いつかないでしょうけど。
  イノベーションというのは未来にぼんやりとした手応えを感じる直感力なしには成立しません。「何だか知らないけれど、この先に『いいこと』がありそうな気がする」という直感に導かれてはじめてあらゆる創造は可能になります。でも、そのためには「この先」に、まだ現実になっていない時間に指先が届かなければなりません。「この先」という言葉に何のリアリティーも感じられない人間に何かを新しく創り出す能力が育つわけがない。
 
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