次代の活力源は?
353076 子どもの可能性を引き出すには?
 
北口真穂 ( 25 大阪府 会社員 ) 20/01/23 PM06 【印刷用へ
最近、小学生と一緒に仕事をする機会があります。
彼らの素直さ、柔軟さは、大人とは全く違う。

彼らの可能性を引き出して、活力ある社会を一緒に作っていきたいものです。

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前略

才能はもって生まれたものという意見もあります。
林 医学的には、もって生まれた遺伝子そのものが変わることはありませんが、遺伝子が働く際のプロセスや機能は、環境によって変わります。なぜなら、神経回路は外部の刺激によって組み込まれるから。子どもが秘めている才能は、科学的な理論に基づいた育脳をすることで、どんな子どもでも開花させることができます。
 特に、今の子どもたちが大人になる頃にはAI(人工知能)が幅を利かすという予測もあります。そんな時代にも対応できるように、幼児のうちに地頭をつくっておいた方がいいでしょう。

——では具体的な鍛え方を教えてください。
林 まず断っておきたいのは、育脳は教え育てる教育と親も共に学ぶ「共育」が基本です。子どもの目線に立って考え、言葉を選ぶ必要があります。上から目線で接すると、脳が相手の脳と同じように活動する同期発火」が起こらず、子どものストレスがたまってしまいます。この「共育」という考えを知ったうえで簡潔に10項目を紹介します。

@ 興味をもたせ、自分を好きにさせる。
脳は情報を受け取ると、脳のA10神経群で「好き」「嫌い」のレッテルを貼るため、楽しい雰囲気をつくり、興味をもつように誘導する必要があります。ここで「おもしろい」「楽しい」といったプラスのレッテルが貼られないと、理解、思考、記憶といった脳の機能が十分に機能しなくなるので、親は与えたテキストやおもちゃなどを楽しいものと思わせてください。

A 否定語は絶対に使わない。
「どうしてできないの」「ダメね」などの否定語は禁句です。子どもが「無理」「できない」と考えてしまうと、脳がマイナスのレッテルを貼ってしまい、思考力や記憶力がダウン。いつも否定的に物事を捉えてしまい、本来できることでも失敗したり、必要以上に時間がかかってしまいます。子どもが難しいことに取り組む際は、できることとできないことを整理してあげるのがポイント。子どもはただ「がんばれ」と言われても、何をどうがんばればいいのかわからないので、課題や目標を明確にし、そこに集中させてやることが必要です。

B 繰り返し練習し、復習する。
脳には新しい情報には瞬時に反応する特性があり、どうでもいい記憶や中途半端な記憶は新しい情報に書き換えられ、消されていきます。しっかり記憶するには、「繰り返し練習する」ことが大事。繰り返し考えることは非効率のように見えますが、実は才能を伸ばす鉄板のやり方なんです。

C 素直な性格を育む。
素直というのは大人の言うことをそのまま聞くという意味ではなく、損得抜きにして全力でがんばることです。何かに取り組むときに損得を考えてしまう癖をつけさせると、「得をするからがんばる」「損をするからがんばらない」と力の入れ具合を調整してしまいがちになります。そして、素直に懸命にやっている姿勢は、人の心も動かすようになります。

D 「だいたいわかった」などと中途半端な姿勢はもたせない。
スポーツでは「勝てるかも」と思った瞬間に負けが始まりますし、勉強でも「だいたいわかった」と考えると、思考力がガクンと落ちます。この現象は脳の自己報酬神経群が満足し、思考力などの脳の機能を落としてしまうからです。つまり物事がまだ完全に終わっていない状態で、「だいたい」「もうすぐ」という考えを持ち込むのは、脳に「止まれ」と命令しているようなもの。子どもの頃から何事も中途半端にしないというくせをつけさせ、終盤に差しかかったときは「ここからが勝負」と捉えられるように仕向けることが、育脳の大事なポイントになります。

E 人の話をワクワクして聞く。
感情が揺り動かされると判断力や理解力が高まります。子どもと接するときは「何かおもしろいことがあるかもしれない」「次はどうなっていくんだろう」とワクワクさせ、期待させることが必要です。また子どもと話すときは、「すごいね」「おもしろいね」と語りかけ、感動する力を育んで下さい。

F 目標に向かって一気に駆け上がる。
脳をしっかり働かせるには、物事に取り組む際に、決断や実行を速くし、一気に駆け上げらせるのが肝。コツコツ取り組むのはもちろん大事なことですが、幼児期の段階では、目標をもったら一気にやらせることが、脳のパフォーマンスを高めることにつながります。一気にやらないと、途中で「本当にこれでいいのか」「失敗するかもしれない」というマイナスの感情が脳に入り込んでしまうからです。

G 自分のミスや失敗を認める。
脳の自己保存本能が過剰に働くと、自分が傷ついたり、他人から責められるのを防ぎたい感情が強くなり、自分の失敗やミスを認められなくなってしまいます。一方脳は、「いつまでに」「何を」「どのように」するかを決めなければ、がんばることができません。つまり、自分に足りないものは何かを認識し、克服する課題を整理する必要があります。そのためには、大人が子どもをしっかりほめる一方で、できないことにも目を向けさせて課題を整理し、克服できるように導きます。ただしこの場合でも、否定語を使ってはいけません。

H 人を尊敬する力を養う。
社会で活躍し充実した人生を送るには、人の心を理解し心を通わせ合うことが不可欠ですが、それには人を尊敬する心を幼いときから養うことです。もし親が誰かを否定する言葉を吐くと、子どももその人を尊敬しなくなりますから、親はできるだけ、他人の優れているところに目を向け、「すてきだね」「かっこいいね」と言うことで、子どもにも人を尊敬する力が養われます。脳の同期発火という仕組みですが、子どもが友だちやコーチ、先生などを愚痴っても、親は彼らのいい点を見つけ出し、子どもに納得させることを心がけるべきです。

・・・後略
 
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