社員の活力を引き上げるには?
352925 「思い」より強烈な「野望」が責任感や実行力を生み出す
 
匿名希望 20/01/18 PM01 【印刷用へ
リンク より引用

あとは自身のノウハウやナレッジ、スキルを客観視して言語化できるか。言語化できないことはポータブルスキルになっていないし、再現性が効かないと考えています。実際の成果に至ったプロセスを引き出していく中でそれを判断する。面接自体は、履歴書の内容に沿って進めたり、その中における印象的な成果や失敗をテーマに深ぼるいたってベーシックなものです。

ミラティブは「エモさ」を大事にしている会社ですが、面接にはあまり感情を持ち込みたくないですし、感情面でのアピールに引っ張られないよう注意しています。赤川は「エモさを言い訳にするやつは嫌いだ」とさえ言っていて(笑)。


「頑張ったから、良くないですか?」 とか言われると、「は?」 みたいな感じになるというかw。自分の仕事が、広義のお客様・顧客に対して価値を提供していてその対価として、給料もらったりそれで会社が続いていく構造になっている以上、想いを持っていることは大前提で、そのうえでプロとして責任もって結果を出すのは、僕にとっては当たり前のことなんです。なので、エモい会社だけど、エモさをはき違えてもらっては困るみたいな感覚ですw。(201901ロングインタビュー_赤川より)

もう一つ聞くとしたら「野望」ですね。プロの共通項は「自分の未来に対する明確な意思」を持っていること。ニュアンスの違いになってしまうかもしれませんが、「思い」より強烈な「野望」が責任感や実行力を生み出す、それがプロとしての仕事の仕方につながるのでは、と考えています。

たとえば「コミュニケーションサービスが好きなんです」という「思い」を超えた、「中国勢にすら負けないコミュニケーションプロダクトをつくって世界を獲りたいんです」という「野望」があるかどうか。

ルール化しているわけではないのですが、面接を担当しているCxO陣の評価コメントを見ても、応募者に「野望」を質問していることがかなり多くあります。



面接だけじゃわかりあえないから

──「面接で好印象でも、一緒に働いたらなんか違う」ことはありませんか?

「面接だけ」で会社にマッチするかどうかを見極めようとすることは現実的には100%不可能ですよね。ミラティブでは、面接のあとに、体験入社「わかりあいワーク」を行うことができる機会を設けています。あくまで入社する意思がある方に限りますが、期間を決めて、その間普通に一緒に働くんです。「わかりあいワーク」を行うかどうかは、会社側から提案することもありますし、候補者の方から提案されることもあります。

僕たちは前提として「面接で相手のすべてを見極めるなんて不可能だ」という前提に立っています。「たった30分〜1時間、かつ一部の人間だけの印象で決めてしまうのはもはや傲慢」と、赤川も言っていて。

「わかりあいワーク」ではSlackにも招待し、できうる限り情報をオープンにする。リアルなミラティブのワークスタイルをオープンにする、と言ってもいい。ミラティブが社外に発信している情報と社内の状況は一致しているかを確認していただくだけでなく、日々日々、仕事の中でどんな時にどんな会話が、どんな速さや量で行われているか。どんな言葉やスタンプが使われているか。これらをリアルに体感していただきます。face to face以上にオンラインコミュニケーションが多い今だからこそです。もちろんミラティブではface to faceを重要視していますので、それもしっかりと体験していただいている前提ですよ。

「わかりあいワーク」というお試し期間をつくっていることで、現状「入社後のミスマッチによる退職意向」はほとんどあがって来ていないですね。まだまだ少人数だからということもありますが、僕のこれまでの経験ふまえても、確率としては低い実感があります。

「わかりあいワーク」後に入社に至らなかった、ということもあります。感覚としては1〜2割ですかね。応募者の方、僕たち双方が「わかりあう」ための時間なので、辞退の方もいらっしゃれば、お断りさせていただく場合もあって。

── それは、どういった観点で?

やはり中途採用においてポイントとなる「仕事のスタイル」に相違があることが多いですかね。ミラティブはスタートアップ環境なので、たとえば開発においても、要件定義がきれいになされていて、緻密なWBSが引かれていて、役割が明確に分かれていて……みたいな感じではないプロジェクトもあります。

そういった中で、やはり役割やゴールが明確な状況でないと力を発揮できない方もいらっしゃいます。これは良い悪いの話ではなく、単純に「スタイルの違い」です。「やれる」と思っていても、実際やってみたら合わないことは誰にでも絶対ありますから。

いずれにせよ、自分の強みが発揮でき、人生の貴重な時間を捧げるだけの価値がある企業なのか。候補者の方には、「体験」を通してシビアに判断してもらいたいと思っています。
 
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