社員の活力を引き上げるには?
352763 「話の噛み合わない人」の特徴
 
別所彦次郎 20/01/12 PM10 【印刷用へ
リンクより引用
***

コミュニケーションが全く噛み合っていない状況はよく見受けられる。

普段、他愛もない話をしているときには我慢できるが、仕事になるとこれは結構困りものだ。

上の場合は残念ながら、部下のコミュニケーション能力が著しく不足していると言わざるをえない。

特にマズいのは、以下の4点だ。

1.質問に答えていない。
「成果を報告してください」と言われたのに、「資料がほしい」と質問に答えていない。

優しい上司であれば、上のように話を聴いてくれたりするが、「アタマが悪いやつ」と思われてしまうことは避けられないし、仮にこの場がミーティングなどであった場合、他の人の時間まで奪ってしまう。

聞かれたことに端的に回答する。

2.自分の意見と、他人の発言の区別がついていない
上司が「なぜお客さんは会社案内ではなく、他の資料がほしいと言ったのか」と聴いているのに、「サービス案内が不十分だと考えている」と、自分の意見を述べている。

事実と意見を混同して述べるのは、上司に「ダメだこいつ」と思われてしまう原因の一つだ。

仕事においては、事実と、意見はしっかりと区別する。

3.話題を勝手に変えてしまう
 「お客さんからどんな質問があったか?」と上司から聞かれているのに、「秘密保持契約を結んでほしいと言われた」と、話題をかってに変えてしまっている。

その場で出た話には違いないが、話題をコロコロ変えると、何も決まらないままに時間だけが経ってしまう、ということがよくある。

自分の話したいことを話題にしたい気持ちはわかるが、一つの話題が終わってから、次の話題に移ること。

4.相手の聞きたいことを考えていない
 コミュニケーションの最も基本的な部分として、「相手の聞きたいことを話す」と言うものがある。

だが、コミュニケーションに対して無頓着な人は、相手の思考をしばしば無視する。

上の場合、上司は「今期の受注に繋がりそうな成果を報告しろ」と言っているにもかかわらず、部下は「成果」について深く考えずに発言しており、そこに重大なミスコミュニケーションが発生してしまっている。

上司が何度も同じことを聴いてくるのであれば、部下は上司の意図を検証すべきだ。

例えば、「受注につながる成果、の報告ですよね?」といったように。
*****

何気ない会話であれば、相手と噛み合わなくても会話になってしまうのが、人間の素晴らしいところではあるのだが、仕事において「噛み合わない」は、後に重大なトラブルに繋がる可能性もある。

至極当たり前のことなのだが、

・質問に端的に回答する。
・事実と意見を区別する。
・話題を勝手に変えない。
・相手の聞きたいことを常に検証する。

この4つを意識するだけで、コミュニケーションの効率は劇的に変わる。

「お前の言っていることはよくわからない」と言われてしまう人は、この4つのいずれか、または全てに不調がある。
 
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