共認運動をどう実現してゆくか?
35272 超国家・超市場論28 新しい可能性が顕在化するとは、どういうことか?
 
四方勢至 ( 老年 京都 編集 ) 02/07/04 AM03 【印刷用へ
『必要か否か』という基底的な『判断の土俵』が顕在化すれば、国家も市場も(あるいは身分もお金も)、古い現実の全てがその新しい土俵の上に乗せられ、その土俵の上で古い現実は溶かされor砕かれて、新しい現実=『判断の土俵』を基礎とし、『人数』を評価指標とする演場空間の下に再統合されてゆく。
しかし、そうであるならなおさら、何故、新しい演場の中核となる『認識形成の場』が、有料化され、今さら古い土俵=市場に乗る必要があるのかが、疑問になる。
例えば、私権の強制圧力が衰弱し始めて以来、有閑化や人(ひと)収束やサークル(NPOを含む)etcむしろ市場外の生活領域が拡大してきた。
しかし、結局それらは何ら新しい現実を結実させることが出来なかった。単なる有閑や人(ひと)収束やサークルに留る限り、何ひとつ結実しないことは、この30年間の実績から(更には過去の全ての社会運動の不成功からも)明らかである。

もう一度、我々の置かれた状況を貫く圧力をよく直視してみよう。
現在見られる全ての本源収束の道程がそうであるように、この基底的な『判断の土俵』やそれに基づく『演場空間』(とりわけその中核となる『認識形成の場』)は、潜在思念の奥から立ち上がって今まさに顕在化しようとする途上にある。全ては半顕在状態にあるとも云える。
他方、顕在世界は古い私権の現実で覆い尽くされ、しかもその私権の現実はとことん制度化され、体制化(≒専任分担化)されている。
今、必要なのは、この国家や市場を解体・再統合できる様な人々の結集であり、その為の『現実の場』の結実である。あるいは(「自由」「個人」を金科玉条とする旧観念派には、目を背けたくなるような言葉だろうが)『場の秩序化』=『体制化』であると云ってもよい。

しかし、顕在世界=私権世界の秩序の根幹を成すもの、即ち統合機関たる国家や、評価指標たるお金は、いきなり壊してしまう訳にはいかない。それらに代る新しい社会統合機構(統合サイト)や新しい評価指標(投稿資格)が出来るまでは、それらの機関や指標は残り続ける。
従って、潜在的な新しい可能性が顕在化して新しい現実と成るためには、古い殻を内側からこじ開け、私権の現実の中を突き抜けてゆく必要がある。だとすれば、新しい演場、とりわけその中核を成す『認識形成の場』自体が、私権の現実(国家や市場)の真只中に乗り込み、内部から私権世界を解体・再統合しながら、突き抜けてゆくしかない。
 
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136611 『市場(現実)』の評価無しには何も結実しない 井草貴浩 06/11/05 PM09
136599 【図解】新しい可能性を顕在化させるには おぼろ豆腐 06/11/05 PM06
136586 現実を無視したNPOやボランティアは何も実現できない 斎藤一浩 06/11/05 PM03
133708 人を引きつける本物の社会活動 若林勇夫 06/10/09 PM08
133699 人々が市場から逃避しても、社会は不安定になるだけだった。 玉川泰行 06/10/09 PM07
133671 徹底した現実直視から生まれる現実突破方針 きっちょむ 06/10/09 PM01
132785 『認識形成の場が有料化されるまで』 と 『その後』 大森義也 06/10/01 PM09
130171 認識の場が顕在化するまでの一過程 西田咲季 06/09/07 AM01
126955 夕張市の破綻の例 井上光利 06/07/29 AM07
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97682 価値判断に陥らないために 谷光美紀 05/09/21 PM11
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86959 私権社会を突き抜ける 胡麻とOFF 05/03/08 AM00
86921 あとは人だけ base 05/03/07 PM05
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35933 既成観念を全否定する子供達 足立晴彦 02/07/12 PM01
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35301 統合階級はその欺瞞性によってひとり勝ちしてきた 匿名希望 02/07/04 PM01
35297 反、そして脱、そして今、超市場の統合社会へ 吉国幹雄 02/07/04 PM01

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 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
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新しい潮流1 社会捨象→不全捨象の充足基調(’70・’80年代)
新しい潮流2 私権統合の崩壊と社会収束の潮流(’90・’00年代)
新しい潮流3 社会不全⇒認識欠乏の蓄積
新しい潮流4 言葉それ自体が引力を持ち得ない時代
新しい潮流5 実現派は仲間収束から社会収束へ
新しい潮流6 解脱仲間から認識仲間への逆転
仲間圧力と認識仲間
新しい潮流は、新しい人間関係を必要としている
市場社会の、カタワの「集団」
本当は、「集団」に入ったのではなく、社会に出たのだ
古い人間関係は、影が薄くなるばかり
関係パラダイムの逆転1
関係パラダイムの逆転2
活力源は、脱集団の『みんな期待』に応えること
収束不全発の適応可能性の探索、その深くて強い引力
充足基調から探索基調への転換
'90年代の危機感と変革期待の行方
秩序収束と答え探索の綱引き
潮流2:戦後日本の意識潮流
潮流3:’70年、豊かさの実現と充足志向
潮流6:’95年、私権原理の崩壊と目先の秩序収束
潮流9:経済破局を突き抜けてゆく充足・安定・保守の潮流
今後10年間は充足⇒活力を上げれば勝てる 
「日本人はいつ物を考え出すのか?」(1) 共認充足が最大の活力源。'10年代はそれだけで勝てる
市場時代の共認非充足の代償充足⇒解脱(芸能)埋没
'70年〜現代 収束不全⇒本能的な秩序収束⇒課題収束⇒認識収束
現代〜近未来 対象への同化こそが新しい認識を生み出す
大学生が授業に出るのはなんで?
「やりがい」に潜む社会的欠乏
カリスマ 〜自分たちが共認できる価値観への評価収束〜 
仲間収束 2:一人でできない子
「働きたいから働こう」という意識
快美欠乏に替わって、認識の統合が最高価値になった。
判断の土俵とは、人々の潜在思念が作り出した共認圧力の場
『必要か否か』が環境問題に対する基底的な答えになる
芸能か、認識形成か

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