もはや学校は終っている
347612 日本の教育問題の根本にある「学年学級制」を克服する軽井沢風越学園
 
おぬこ ( 27 東京都 会社員 ) 19/07/14 PM06 【印刷用へ
現在の学校が時代遅れ、おかしいと多くの人が気がついている。
実際に行動に移し始めている人もいる。

リンク:日本の教育問題の根本にある「学年学級制」を克服する大胆提言
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■「学年学級制」という不自然な制度
「学年学級制」とは、考えてみればとても不思議な制度です。同じ年に生まれた人たちだけからなる集団。そんなコミュニティを、わたしたちは学校のほかに見出すことができるでしょうか?

なぜ、学校ではこのような“不自然”な制度が一般化したのでしょうか?

少々乱暴に言ってしまうと、それは公教育制度が始まった約150年前、富国強兵と殖産興業のために、国は大量の子どもたちに大量の知識技能を一気に学ばせる必要があったからです。

■激しく分断された社会
近年では、異年齢で遊ぶ子どもたちもずいぶんと減ってしまいました。幼児としょっちゅう交流している中学生や高校生なども、きわめて稀と言っていいのではないでしょうか。

現代の社会では、子どもと日常的に触れ合う経験のない若者が、その後もほとんど子どもと関わることなく親になることだってあるのです。いや、むしろそれが一般的です。

幼児だけでなく、障害を持った人や高齢者などと日常的に交流している若者だって、それほど多くはないのではないかと思います。わたしたちはいつしか、激しく分断された社会を生きているのです。

■多様性がごちゃまぜのラーニングセンター
そんなわけで、わたしは長らく、こんな未来の学校の姿を思い描いています。

幼児から、小・中学生、高校生、大学生、地域の人やお年寄り、障害者や外国人まで、とにかく多様な人が当たり前のように集い合う、“多様性がごちゃまぜのラーニングセンター”。そんな、新しい学校のあり方を提案したい。

学校の複合施設化と言ってもいいでしょう。学校を、子どもたち“だけ”が学ぶ場ではなく、さまざまな人たちが集い学び合う場にしていくのです。

多様な人たちが、必要に応じて、比較的同質的な空間からより多様性に満ちた空間まで、行ったり来たりできる環境をつくるのです。

そもそも、学校はなぜ子どもたち“だけ”が学ぶ場でなければならないのでしょう? 

せっかくの学習施設です。必要に応じて多様な人が集い学び合う、相互刺激の場にしてみてはどうでしょう?

先生だって、学校を自分の学びの場として、子どもたちにその姿を大いに見せてあげてほしいと思います。子どもたちや保護者の多くは、先生が研修などで常に学び続けていることをあまり知りません。

だったらなおさら、子どもたちの目に触れないところでばかり研修を行うのではなく、むしろ子どもたちがプロジェクトに勤しむその隣で、先生たちもプロジェクトに打ち込んでいるなんていう姿があっても素敵じゃないかとわたしは思います。

大人が学ぶ姿を見ることほど、子どもたちの学びにとって大きな刺激はないでしょう。

学校は地域づくりの要です。なくなると、地域住民をつなぎ合わせていた力が弱まり、町の活気も失われてしまいます。

だったら、学校を、今よりもっと多様な人たちの学びの空間にしてしまってはどうか。わたしはそう考えています。

今、仲間たちとともに、2020年度開校をめざした幼・小・中「混在」校、軽井沢風越学園の設立準備をしています。
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リンク:軽井沢風越学園
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2020年4月、
3歳から15歳、軽井沢
赤ちゃんは、たくさんの愛情を受け、身の回りのいろいろなものに関心を向けながら、まずは一人遊びをたっぷり楽しみます。豊かな一人遊びの時間を積み重ね、誰かと一緒に遊ぶことの楽しさを知ります。そして、遊びに応じていろいろな人と関わりを持ちます。そうすることで、他者や世界に興味関心を持ち、学んでいくのです。

 

どんな子どもにも幸せな子ども時代を過ごしてほしい。遊びが学びへとつながっていくこの人間の自然な育ちを大切にした学校をつくりたい。そうした思いをベースに私たちは、3歳から15歳までが一つの校舎で学ぶ「軽井沢風越学園(かるいざわかざこしがくえん)」の2020年4月開設を目指しています。

 

私たちは、一斉授業・画一的なカリキュラム・固定的な学級編成等に代表されるような従来型の学校教育に限界を感じている一方で、子どもが持つ学ぶ力と学校教育の可能性を信じています。自分はどんなことに幸せを感じるのだろうか、また自分以外の一緒に生活する仲間や生き物・自然を含めて、幸せになるってどういうことだろうと考え続けてもらいたいという願いがあります。

目指す学校像
目指す学校像 “自由”と“自由の相互承認”
私たちは、すべての子どもの “自由” に生きるための力を育むと同時に、“自由の相互承認” の感度を育む場所が学校だと考えています。より多くの人が「自由だ、幸せだ」という実感をもって生きられる社会が、私たちの理想です。軽井沢風越学園では、このような社会の担い手を増やします。

おなじ ちがう わける まぜる
軽井沢風越学園では「ちがう」こと、「まぜる」ことを大切にします。みんなが「おなじ」であることよりも、「ちがう」ということを知り、体験し、それを大切にしながらゆるやかにつながる学校。

いろいろなことを「わけて」遠ざけるのではなく、なるべくたくさんのことを「まぜて」新しい出会い、新しい動きを生み出していく学校。

3歳から15歳。子どもと大人。校舎と森。地域と学校。遊びと学び。ある教科と別の教科。いろいろな違いが混ざりあっているのが軽井沢風越学園です。
 
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10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
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