もはや学校は終っている
347579 わが子を批判する「学校へ行った大人たち」へ@
 
池谷菜奈子 ( 23 東京都 会社員 ) 19/07/13 PM00 【印刷用へ
不登校の小学生ユーチューバー「ゆたぼん」をめぐり、賛否が渦巻いている。ネットやワイドショーで批判が相次ぎ、親の姿勢を疑問視する声も少なくない。

ゆたぽん自身、最初は「お笑い芸人になりたい」という欠乏で始めたユーチューブであったが、そこから「自殺する子供たちに対して、自分には何ができる?」という意識に変化していく。これは「学校制度」という決められた枠を突破することで、一気に世界・対象が広くなり、「自分だけじゃなく、相手のことどうする?」につながった結果ではないか。

(以下の文章はこうした「炎上」に対して、ゆたぼんの父親の文章である。)


以下リンクより抜粋
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現在10歳のゆたぼんが行きたい時にだけ学校に行く「自由登校」という道を選択したことに対して、賛否両論の声が上がっていますが、僕は親としてゆたぼんの活動を応援しています。なぜなら、僕は子供をひとりの人間として尊重しているからです。ゆたぼんが自分で決めたことを応援し、できる限りのサポートをしていこうと思っています。

 子供は好奇心が旺盛です。そして人が成長するのに好奇心は欠かせません。好奇心を満たしてあげることで子供は育つし、その子の可能性を大きく伸ばしていくこともできます。だから僕はなるべく子供の「好奇心の芽」をつまないように気を付けながら見守っています。

 もちろん、危険がある時は注意してみる必要があるし、命に関わるような時はストップをかけるのも親の役目です。しかし危険があるからといって何でもかんでも「禁止」にしてしまったら、本来そこから学べることも学べなくなってしまいます。時には「危険」に立ち向かいチャレンジすることだって、学びの重要な一部ではないでしょうか。

 そもそもゆたぼんがユーチューブを始めたのは、「大人になったらお笑い芸人になりたい」と僕に言ったことがきっかけでした。

 「じゃあ大人になるまで待たなくても、今からお笑い動画を撮ってみたら?」と僕が言うと、ゆたぼんはユーチューブでお笑いを研究し、そこから一緒に色んな動画をアップするようになったのです。

 「子供を金もうけに利用して」なんて的外れなことを言う人もいますが、僕は子供がやりたいこと、挑戦したいことを全力でさせてあげているだけです。これは「野球をしたい」という子供や「ピアノを習いたい」という子供となんら変わりません。
 子供が野球をしたいと言ったら、グローブやバットを買ってあげたり、少年野球に入団させたり、親子でキャッチボールをしたりもするでしょう。

 その姿を見て「将来は子供をプロ野球選手にして金もうけさせる気だ」なんて考える人はめったにいないでしょう。それと同じで純粋に「子供のやりたいことをさせてあげたい」と考えるのが親心ってもんではないでしょうか?

 時代が変わり子供が将来なりたい職業に「ユーチューバー」がランクインするようになりました。大人になったらプロ野球選手になりたい子供が少年野球を始めるのと同じように、ユーチューバーになりたい子供が動画を撮影するようになるのは自然な流れでしょう。
 ユーチューバーを実際にやってみると、動画の企画を考えて撮影し、そこから編集したりと、意外と大変なことも多いです。でもその経験はゆたぼんの成長にもつながっています。
 野球選手を目指す子もユーチューバーを目指す子も、たとえその夢がかなわなくても、その夢が途中で変わったとしても、挑戦して得た経験は絶対に無駄にはならないと思います。

子供は失敗を恐れずに行動するので失敗の数が多いのも当たり前ですが、その失敗から自分なりに何かを学び、さらに行動し続けるからこそどんどん成長していきます。大人になると失敗を恐れたり、やるべきことにとらわれて楽しむことを忘れがちになったりしますが、子供の「失敗して当たり前」って精神は僕たち大人も見習うべき所かもしれませんね。

 このように好奇心を満たしてあげると、子供は挑戦しながら学んでいきます。だから僕はゆたぼんが「なぜ?」「どうして?」と疑問に思う気持ちも大切にしています。

 ゆたぼんが抱いた疑問は「なぜ、宿題をしなければならないのか?」「なぜ、学校に行かなければならないのか?」というものでした。この「なぜ?」という疑問は創造性の発達に関わる大切な要素です。その疑問が学びとなり、成長へとつながっていくのです。

 子供は疑問を感じたり、不思議に思ったことは自分で試して理解したいと思っています。だから大人が簡単に答えを教えてあげるより、自分で挑戦しながら理解しようとした方が、自分なりに分析するというスキルも身に付いていきます。
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わが子を批判する「学校へ行った大人たち」へAへ続く
 
 
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