採集・漁撈・狩猟から栽培・牧畜・遊牧へ
347296 縄文末期から弥生初期に至る人口の激減は、移住の結果 1
 
本田真吾 HP ( 壮年 香川 建築家 ) 19/07/03 PM09 【印刷用へ
縄文晩期から弥生初期に至る人口の激減は気候変動による食糧危機で死滅したとする説が一般的。しかし、数値の信憑性の問題はあるが、いくら気候変動が激しくても、26万人⇒8万人程度といわれる大惨事が起こったとは思えない。なぜならば、強力な集団結束力と生命エネルギー持った縄文人なら、生き延びる方法は何としても考えただろうと思うからである。以下のブログでは、人口減は気候変動に対処するための移住であるとしているので紹介する。

以下引用
//////////////////////////////////////////////
縄文晩期から弥生初期の人口の激減について(リンク

縄文時代の人口は、日本列島全体で概ね26万人であったとされています。ところが縄文晩期に、突然人口が8万人程度にまで減少しました。このことは遺跡からの考古学的検証からも、またDNAの解析からも明らかになっています。

一般的に言われる理由は気象の変化で、この時期急激な寒冷化が進み、そのために木の実などの収穫が落ち込み、餓死者があとを立たなくなったといわれています。この人口減少のあとから弥生時代が始まり、人口が逆に8万人からいきなり60万人に増加します。一般的に言われている理由は、渡来人によってもたらされた稲の水耕栽培によって食料が増産されたとするものです。

しかし3つの点で疑問があります。
ひとつは、日本における稲の栽培の開催時期です。なるほど従来説は、弥生時代に始まったとするものでしたが、考古学的発見によって、我が国ではすでに8千年前には稲作が開始され、4千年前には水田を用いた集落が営まれていたことが証明されています。つまり人口減少の時代の前に、すでに稲作が開始されているのです。ということは、稲作伝来が人口の増加をもたらしたという説は成り立ちません。

ふたつめは栽培される稲の種類がChinaや朝鮮半島の稲と種類が異なることです。下の図をご覧いただくとわかりますが、朝鮮半島にはbタイプがありません。これでは大陸から朝鮮半島を経由して日本に稲作が渡来したという説は成り立ちません。

稲作(リンク

みっつめは食生活です。
なるほど縄文時代が狩猟採集生活に特化したものであれば、急激な気温低下による植物体系の変化によって、それまで採集していた木の実等が採集できなくなったということは、一見、もっともらしい理屈です。しかしそれ以前から稲の栽培が行われていたなら、この理屈は通用しません。なぜなら稲は保存に適した品種だからです。
(中略)
加えてこの時期、火山の破局噴火もありません。破局噴火はひとつ起これば日本列島全体の人口を激減させるどころか地球規模での人口の大激減をもたらします。
(中略)
はっきりしている理由がひとつあります。それは「気温の急激な低下」です。この時期、年平均気温が2℃ほど低下したことが様々な資料でわかっています。気温は1℃の違いで仙台と鹿児島の気候がひっくり返りますが、2℃違うということは、鹿児島と樺太の気候をひっくりかえします。つまり日本列島全体に、たいへんな寒冷化がもたらされたということです。

これだけ寒冷化が進むと、稲作はもともと稲が熱帯性植物であることでもあり、大凶作どころか、栽培自体が困難になってしまいます。一般に指摘されている通り、寒冷化によって樹木の体系さえも異なってきていきますから、それまでの広葉樹からの木の実の採集も困難になったことでしょう。食べ物は、もっぱら冷たい海から穫れる魚や貝、海藻などを中心としていかざるを得ません。
(中略)
しかしそれだけでは、26万人が8万人に減少するというたいへんな事態を説明することができません。

そこでひとつ考えなければならないことがあります。日本が3万年前には神津島との間を往来できたほどの航海技術を持っていた国であるということです。これは縄文時代が開始された1万6500年前の、さらに倍ほども古い昔のことです。そういう人々の子孫が、日本列島全体に広がり、26万人の人口を持っていたわけです。

日本列島全体で26万人です。もちろん土地に所有権なんてありません。船を持つ海洋民族であれば、寒くなればムラごと南に移動するし、暖かくなればムラごと東に移動します。
(中略)
つまり水温の変化に応じて、魚たちは移動するわけで、そうなればその魚を食べていた人たちも、魚と一緒に移動する。これはごく自然なことです。
(中略)
人は食べなければ生きていくことができません。そして何を食べて生きてきたかによって、それぞれの民族の体質に変化が及びます。日本人の食生活は、お米と小魚と豆と葉っぱと根っこ(大根やレンコンなど)が基本です。肉食も実は苦手です。肉を食べると元気がでるといいますが、日本人の場合、食べたすぐ後に瞬発力は出ますが、継続的な力仕事に肉食は向きません。このことは幾度となく実験によって証明されています。
(中略)
要するに食べ物によって人間の体はできているし、それぞれの民族ごとに、食べ物にもっと合った形に体型までも変化するのです。そして何千年、何万年という単位で形作られた形質というのは、数百年単位で変化をもたらすことはありません。
(中略)
人口密度が今よりも圧倒的に低くて、日本列島に26万人しか人が住んでいない時代、基本的食材が、気象変動によって獲得が困難になれば、簡単により住みよい土地を求めて移住するのは何もむつかしいことではなくて、当然そうあるべきものです。
 
  List
  この記事は 184606 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_347296
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
347297 縄文末期から弥生初期に至る人口の激減は、移住の結果 2 本田真吾 19/07/03 PM10

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
超国家・超市場論9 私権闘争の抜け道が、交換取引の場=市場である
超国家・超市場論10 何をするにもお金がかかる社会
お金〜ことわざより〜
市場と国家の共犯関係
超国家・超市場論11 市場は社会を統合する機能を持たない
超国家・超市場論12 市場の拡大限界は、国家の統合限界でもある
潮流4:輸血経済(自由市場の終焉)
潮流5:失われた40年
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
市場の起源、原資拡大の方法、その真実の姿
金貸しの存在構造、不換紙幣の成立
国家債務危機〜ジャック・アタリ氏から21世紀を読み取る3
現実に社会を動かしてきた中核勢力
統合階級の暴走で失われた40年
米国債デフォルト:金融勢力の狙いは旧紙幣の廃棄
国債暴落後の世界経済はどうなる?
経済破局の下で秩序は維持できるのか?
国家紙幣によるゼロ成長の経済運営
学者・官僚・マスコミは、骨の髄まで金貸しの手先である
劣勢のロックフェラー勢は日本篭城計画を進めるしかなくなった
バブルとバブル崩壊〜金融資本主義の罠を仕掛けたロスチャイルド勢
40年の長期戦略を持ってEU統合と世界の多極化を進めてきた欧州貴族
闇の勢力争いの現状分析〜闇の支配勢力研究家の諸説をどう読むか。
「特権階級の世界」と「大衆の世界」〜2つの世界の断絶と接点は?
民間銀行から「信用創造・破壊権」を取り上げ中央銀行を国有化すればすべては解決する!
アメリカ、欧州で反金融の階級闘争が勃発か
金貸しは目先の利益追求に追われて、地球を破壊してきただけ
マネー経済の急拡大
マネー経済拡大の原因 Aグローバリゼーション
電通を媒介にしたアメリカによるメディア支配
世界中を巨大市場化していく諜報機関
ロックフェラーVSロスチャイルド 2大企業群
「ロックフェラー 対 ロスチャイルド」って何?(2)
「アメリカに食い尽くされる日本」を読んでA
9・11テロはアメリカの自作自演という世界世論
FRBは、アメリカ闇の勢力の中核部

『るいネット』は、46年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp