原始共同体社会
347043 職場改革、仕事改革の原点は縄文時代にあった
 
匿名希望 19/06/24 PM00 【印刷用へ
現在、様々な企業で、生き残りをかけたかけた組織改革、職場改革が進んでいます。
その一つに、固定デスクの廃止やリモートワークなど、
プロジェクトや役割ごとに社員が主体的に集まり、仕事や組織を運営する形に切り替えた企業もあります。

こうした企業は仕事成果に留まらず、社員の活力も含めて大大きな成果を挙げつつあります。

以下に紹介する記事は、この動きが活力と成果を上げる背景には、日本人が古来から受け継いでいる縄文精神を礎にしている故、というもの。
決して新しい動きではなく、1万年前の組織体に通づるものがある、という説です。


以下、ハフポストさんの記事を紹介しますリンク

記者の根岸氏と、考古学者の岡村氏による対談からの抜粋です。


【私たちは「定住生活にまだ慣れていない」?】

(前略)
根岸:その精神的に安定した共同体の構造も、弥生時代の水稲耕作を中心とした生産経済が導入されていくなかで変化していきますね。

岡村:そうです。弥生時代になると、人は土地を占有するようになります。囲い込んだ土地で人は米作りを始め、鉄というハイテクも入ってきます。生産力が上がれば、権力者も出てきます。獲れた米を税金にして、権力者は一次産業にかかわらなくなります。

根岸:一気に現代的な話になってきますね。

岡村:それ以降は、ひたすら人工的な組織が増殖していく歴史です。その行き着いたところが、いま、私たちが生きている時代ですね。

根岸:困難としか言いようのない時代だと感じています。

岡村:では、なぜ困難なのか。それでいうと、少しおもしろい話があります。国分功一郎という哲学者が書いた『暇と退屈の倫理学』(太田出版)という本を知っていますか?

根岸:読みました。遊動生活から定住生活になって「暇」を得た縄文人についての考察がありましたね。

岡村:この本はわたしが書いた『縄文の生活誌』(講談社)からも多く引用してくれています。

まず、本格的に定住を始める以前の人間というのは、血縁を中心とした家族単位の集団が遊動しながら、目的に応じてほかの家族集団とくっついたり離れたりしながら、フレキシブルに連帯していたと考えられます。

岡村:父ちゃんが死んだら、新しい父ちゃんの集団に入るとか、女ばかりが多くなったら、男に偏った集団とくっつくとか。さまざまな理由で、いっしょになった方がよければそうしたし、相性が合わなければ離れるというようなかたちをとっていました。

根岸:先生の本には、『石器材料の入手などに関して、ある種の契約を結んだ小集団同士が、草花の開花や鳥の渡りなど、季節の変化を目印に集合して、共同で活動していた可能性もある』と書かれています。現代の組織で考えると、プロジェクトごとに結集するチームのようです。

岡村:いまのように細分化された役割分担ではなかったと思いますが、自由に集団を組み替えることが、目的を果たすためによかったからそうしていたと理解することはできますね。

根岸:現代の、特に日本のように、大学を卒業して新卒で入社した会社にずっと所属して......というのが、いかに不思議な生き方なのか、考えさせられますね。

岡村:働き方もそうですが、現代の私たちは家を持ち、一カ所に定住して暮らしています。人類400万年の歴史のうちで、現在も含めて人間が本格的に定住したのはどのくらいの時間かというと、たったの1万年程度なんですよね。

根岸:人類の歴史のほとんどが遊動生活。

岡村:となれば、私たちはまだ、定住生活に『慣れていない』とも言えます。人類は定住できなくて遊動していたのではなく、遊動が本来の生態に一番合っていたから定住しなかったと考えることもできるわけです。

(後略)
 
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