企業を共同体化するには?
346850 理想の会社とは、自分たちの手で理想に近づけることができる会社
 
直永亮明 ( 24 広島県 会社員 ) 19/06/17 PM01 【印刷用へ
自分たちの生きる場は自分たちでつくる。
類の言葉であり自身が内定承諾時に面白そう、ここにしよと、決心にいたった言葉である。

当時はなんとなく面白そうだけだったが、今ならわかる。
組織、現業と携われる類グループは「もっと組織をよくするためには?、活力を持って取り組むには?」
自身も組織を経営していく主体性が、生きる場をつくっていく。
そんな会社が今求められているような気がする。

中でも似た会社を紹介(リンク

__________________________________________

□自分の手で良くできないから会社に不満を持つようになる

理想の企業とはどういうものでしょうか?
 休みが多い、残業がない、賃金が高い、やり甲斐を感じられる、自由がある…
 挙げればキリがありませんし、人によって求めるものが違うから一概に評価できるものではありません。

でも、僕は指示ゼロ経営をやってきて、理想の会社とは「自分たちの手で理想に近づけることができる会社」だと考えています。

今は理想に到達していなくても、自分たちに意思さえあれば実現できる可能性を秘めた会社だと考えるのです。

どんなに良い会社にも悪い部分はあります。
 その会社の良い部分に惚れて入社しても、すぐに慣れてしまい悪い部分に目が行き不満を感じるのが人間というものだと思います。
 絶対的な楽園などない。

自分たちで理想に近づける事ができないと、エネルギーが鬱積して会社に対し不満を持つようになります。
 かと言って、経営者がすべての社員の望みを叶えて上がられるわけがありませんよね。
 聖徳太子じゃないんだから(笑)
 おそらく一部の人の望み、経営者が妥当だと考える望みだけが叶えられていると思います。

自分で叶えられないのだから不満のエネルギーを会社にぶつけるのは自然のことだと思います。

指示ゼロ経営では、社員が経営者の支配下に置かれず経営に参画します。
 考え決めるのは上、実行するのは下という構図ではなく、意思決定の段階から参画します。

すると必然的に自分たちの手で理想に近づけることができるということになります。

プラス面とマイナス面を考慮できる社員は、究極的に自由になれる

ただし、参画するにはそれなりの作法が必要になります。
 参画はするが言いたい放題、好き勝手では会社がおかしくなります。
 これでは対立しか起きません。

参画の作法とは「プラス面とマイナス面、双方を考え意思決定すること」です。
 プラス面しか考えないから好き勝手になるわけです。
 儲かっていないのに賃金を増やしたら会社がおかしくなります。
 そうなると、最終的に自分たちの望みが途絶えてしまいます。

プラス面とマイナス面を考慮した上で、何が必要か?を意思決定できる…これが自由になる基本です。


社員にこれができるようになると、経営者は聖徳太子になる必要はありません。
 社員さんの力で会社が勝手に良くなっていきます。
 社員さんからすれば、世界一魅力的な会社を自分たちの手で創ることができます。
 高業績、高賃金、残業減少、休日の確保、やり甲斐のある仕事、これらは最低でも実現できるでしょう。

すると会社が自分にとって大切でかけがえのない存在になるわけです。
 そうなると、もし会社の業績が悪化したり、お客様からの評判が悪くなった時は、社長と同じ様に悩むようになります。

有り体に言うと愛社精神を持つようになります。
 自分事と捉えるようになります。

もちろん、全部の望みが叶うわけではありませんが、自分たちの手で理想に近づける事ができるという事実は社員さんの大きな希望になるでしょう。

今、日本人の働き方が見直されようとしています。
 様々な方法がありますが、持続可能性が高い方法は、社員が自律的に参画することだと思います。

理想の会社とは「自分たちの手で理想に近づけることができる会社」だと思うのです。

以上
 
  List
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_346850
  ※トラックバックは承認制となっています。

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
「経済破局に至る基本構造」
銀行国有化しかない
金貸しの没落=私権原理の終焉
2008年、世界金融危機は何を意味するのか?
西欧近代:宮廷ユダヤが王族への借金をカタに近代国家システムを形成
日本銀行の通貨発行の仕組み
影に隠れて暴走してきた金貸しの支配が明るみになった
TPPをめぐる俗論を反証する@〜横行する数字のトリック、おかしな議論への反証
TPPをめぐる俗論を反証するA〜「国益VS農業保護」論は、国益に反する
国破れてTPP在り
忘れられた経済学者シルビオ・ゲゼル@
忘れられた経済学者シルビオ・ゲゼルA
脱金貸し支配・脱市場原理の経済理論家たち(2)カール・ポランニー
脱金貸し支配・脱市場原理の経済理論家たち(3)ミヒャエル・エンデ
脱金貸し支配・脱市場原理の経済理論家たち(5)エルンスト・フリードリッヒ・シューマッハー
脱金貸し支配・脱市場原理の経済理論家たち(7)サティシュ・クマールその2
脱金貸し支配・脱市場原理の経済理論家たち(8)ヴァンダナ・シヴァ
脱金貸し支配・脱市場原理の経済理論家たち(9)宇沢弘文
江戸時代の思想11 大衆支配のための既成観念を全的に否定し、新概念を創出しようとした安藤昌益
現状の経済システムに問題あり
作られた物欲
過剰消費のもう一つの理由
消費社会と受動社会がつくり出す、矛盾と危険性
国債残高
貨幣の問題をめぐってC
貨幣の問題をめぐってD
長期金利の上昇は本当に起こるのでしょうか?
市場「原理主義」の限界
市場は等価交換ではない、外部不経済を捨象している
等価交換など存在しない
消費の自由のいかがわしさ。
消費が変わる。消費を変える。
「所有価値」から「利用価値」への転換
市場社会は人間の欲望を飽くことなく増幅させるーーー金銭犯罪の五つの類型
フェアトレードは市場拡大の幻想取引ではないか?
自我経済学から共認経済学へ
「需要発から供給発へ」
諸外国の公共事業民営化はなぜ失敗したのか?

『るいネット』は、47年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp