人類の起源と人類の拡散
346837 DNA解析を元にした人類チンパンジー起源説に波紋を投げかけるオランウータン起源説
 
北村浩司 ( 壮年 滋賀 広報 ) 19/06/16 PM10 【印刷用へ
現存する人間に最も近い生物はチンパンジーではなくオランウータンだ。こう主張する最新の研究論文が議論を呼んでいる。 この主張は、オランウータンと人間が身体的に酷似していることに基づく。論文の執筆者によると、人間をチンパンジーと結び付ける遺伝的な「証拠」の存在によって、この事実が軽視されてきただけだという。しかも、遺伝的な「証拠」そのものに欠陥があると、執筆者は主張している。
                       
以下「ナショナル・ゲオ・グラフィック」人間に最も近いのはオランウータン?リンク より抜粋
 ニューヨーク州にあるバッファロー科学博物館のジョン・グレハン氏とペンシルバニア州にあるピッツバーグ大学のジェフリー・シュワルツ氏によると、多くの科学者が引き合いに出すDNA鑑定は人間とチンパンジーのゲノムのごく一部しか調べていないという。しかも、はるかに多くの動物が共有する古いDNAの形質がいくつも、人間とチンパンジーの類似点として挙げられている。
 
 他方、人間とオランウータンは固有の身体的な特徴を少なくとも28個共有する。チンパンジーは2つ、ゴリラは7つしか共有していない。
グレハン、シュワルツの両氏によると、身体的な特徴に注目した場合、オランウータンの方が類似点が多いという。オランウータンと人間が共有する示唆的な特徴は、エナメル質が厚く表面が平らな大臼歯、ほかの動物より非対称な右脳と左脳、前腕の軟骨と骨の比率に大きな差があること、肩甲骨の形などだ。
「口蓋の穴は人間に固有のものとされてきたが、オランウータンにもある」とシュワルツ氏は指摘する。シュワルツ氏はまた、「人間とオランウータンはほかの動物より乳腺が広範囲に分布している。また、最も髪を長く伸ばす動物でもある。ほぼすべての霊長類と異なり、生え際が存在し、そこから目の上まで髪を下ろす」と続けた。

 シュワルツ氏らはさらに、アフリカやヨーロッパで化石が発掘された古代の類人猿の歯とあごに、オランウータンのような特徴を見いだした。シュワルツ氏らは独自の分析に基づき、「人間とオランウータンは共通の祖先を持ち、(現存する)アフリカの類人猿はそこに含まれていない」と述べている。

 しかし、オランウータンは東南アジア原産のため、問題が生じる。アフリカで進化した人間が地理的に離れたオランウータンと密接な結び付きがあるのなら、一体どのように進化したのか?
 人間はチンパンジー、ボノボ、ゴリラといったアフリカの類人猿から進化したというのが主流の考え方だ。一方、シュワルツ氏らは、人間の祖先はオランウータンに似ており、約1300万年前、アフリカやヨーロッパ、アジアに広く分布していたと推測している。その後、気候や環境が変化して多くの種が絶滅し、アジアの種とアフリカの種は独自に進化したというわけだ。

抜粋終

実際、 人間の25%のゲノムとチンパンジーの18%のゲノムを無視して、残りの部分だけを比較して出されたのが「人間とチンパンジーはDNAが99%一致している」という99%一致説。同様にDNAの一致だけでいえば、人間と犬の遺伝子は80%一致しており、これだと犬が人間の祖先という論理も成立する。
 
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