環境破壊
346267 合成洗剤と精子激減
 
北村浩司 ( 壮年 滋賀 広報 ) 19/05/27 PM11 【印刷用へ
○合成洗剤の動物実験結果
★マウスでの実験
 大型マウス10匹の背中の毛を剃り、合成洗剤の主成分LAS、AES,AOSを2cm×3cm範囲に2,5mgづつ塗布し、水を塗った対象群と比較したところ、水を塗布したマウスは何も問題はなく、LAS、AES、AOS(アルキルベン・スルホン酸ナトリウム)を塗ったマウスの精子のDNAとミトコンドリアが切られ、鞭毛が溶けた
ミトコンドリアは人間の生きる上で必要なATPを生産している。ATPが生産されなくなると細胞の死であり、人間の生命を維持できなくなる。

★人体へ塗布した場合
人体の下肢部に、ABSを塗ると、5時間後には尿から排泄されると報告されている。 これはABSが皮膚から体内に入ることの実証であり、各内臓をパスして、各細胞内にも入っているということになる。「中性洗剤が肝臓の細胞内に入ると1000万分の2グラム量でミトコンドリアの活性を阻害する」という報告もある。

○皮膚から吸収される合成洗剤
 皮膚の表面には角質層というバリアがあり、大きな分子は通過できない。しかし、シャンプーや洗剤などに含まれる界面活性剤をはじめ、日用品に含まれる化学物質は極めて分子が小さいため、簡単に皮膚を通り抜ける。
 口から体内へ入った成分はすべてが肝臓に運ばれて、そこで分解され胆汁から腸へ排泄、または腎臓を通って90%が排泄される。( 一次代謝)他方、皮膚から浸透した成分はそのまま体内の脂肪組織に蓄積されるので、肝臓などの代謝を受けることなく、体内に溜まってしまう。 体の部位では皮下脂肪 ・ 内臓脂肪だけでなく、脳( 60%が油脂) ・ 精巣 ・ 卵巣 ・ 乳房などの脂肪の高い組織に多く溜まる。

 身体の部位によって経皮吸収されやすいところと、そうでないところがあり。腕の内側を1とすると、額では6倍、背中は17倍、生殖器は42倍。

 このように合成洗剤はあらゆる細胞にATP阻害という悪影響を及ぼすが、とりわけ吸収されやすく脂肪蓄積されやすい生殖器への影響が大きい。とりわけ鞭毛運動で大量のATPを消費する精子への影響が甚大ということのようだ

 しかも人の健康や生態系に有害なおそれがある化学物質について、全都道府県における指定物質の排出量上位10物質のうち、4位と7位に合成界面活性剤(POE・RとLAS)が入っており、家庭からの排出量を見ると、全体の半分以上が合成界面活性剤で占められているのだ。

ちなみに合成化学物質全体(合成洗剤に限らず)で体に悪影響があり危険とみなされているものは、日本約100種類、アメリカ 約800種類、EU約4000種類。合成物質は、日本においては野放し状態に近い。
 
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346633 日用品に含まれる人工物質→経皮吸収→リンパ管による肉体破壊 麻丘東出 19/06/09 PM07
皮膚から吸収される人工物質によって精子が激減 「地球と気象・地震を考える」 19/06/02 AM01

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