学校って、必要なの?
344792 本当の成長は学校の外〜12歳で起業した少年の戦い〜
 
望月宏洋 ( 27 会社員 ) 19/04/07 PM03 【印刷用へ
現代はいつ何が起こるかわからない時代。
そして、なんでもできる時代。
今、若者の企業が増えている。若者といっても大学生ではない。10代、それも10代前半の若者の企業が増えている。

子どもたちはもはや学校に可能性を求めていない。
社会で本当に必要な力は社会に出てこそ、身につく。学校の外にこそ可能性がある。

以下、リンク

>加藤路瑛くんは12歳。「何をやっても長続きしない子だったんですよ」と語ってくれたのは加藤くんのお母さん。ある日突然「会社をつくりたい」という彼からの相談にびっくり仰天。「ほんとに?」「うん」ーーこうして始まった加藤くんとお母さんの起業奮闘記。「やってみたい」をやってみる。そこにはステキな親子関係がありました。

>「僕は起業します。社長になります」
中学1年生の秋、12歳の加藤路瑛(じえい)くんは、クラスメイトたちの前でこう宣言したといいます。

中学生が起業? 社長になる? 前例はないし、トラブルも避けたい。そこで加藤くんは担任の先生、学年主任、教頭先生、校長先生、クラスメイトにきちんと説明し、理解を得ていくことに。

「みんなの前で発表するのはすごく緊張しました。怖さもあった。中学生と起業は世界が離れすぎていて、なかなか理解してもらえないかもしれないと思ったからです」

その発表を聞いた先生やクラスメイトたちが、どう思ったかはわからない。ただ、少なくとも加藤くん、そしてお母さんにとって大きな一歩となったはずだ。そして、2018年12月に 株式会社クリスタルロードを設立。

「未来の中学生たちの可能性が少しでも広がるなら、その人生を選びたい」

加藤くんは、まっすぐな眼差しで語ってくれました。

>ー自分の子供が中学生で起業するって、親として勇気のいる決断のように思うのですが、路瑛くんはどんなお子さんだったんですか?

お母さん:1652グラム。路瑛は普通よりも小さな体で生まれました。小さい頃は、泣き虫でゲームや理科が好きな小学生でした。

やっぱり親なので、子供が幸せになる道に少しだけ先回りして誘導してあげたいと思っていたんです。でも、うまく表現できないのですが、彼は社長か研究者になるのでは?というのが私と主人の共通認識でした。他の子よりできないことは多かったので、決められた作業をやる仕事よりは、自分のペースでやれるような仕事に向いているだろうなとは思っていました。

路瑛くん:僕は小さい頃から祖父母が経営していた民宿で、お客さんの送り迎えや荷物を運んでお手伝いをよくしていました。そのときお客さんからお小遣いをもらったこともあって。母の職場にも3歳くらいからよく出入りして遊んでいました。

少しだけ早く、社会と接点を持つ環境にいたので、勉強や部活よりも大切な事があるんじゃないのかな?と思える体験が日常に転がっていました。

>ーたった一つのカードゲームが起業のきっかけになってたんですね。正直、起業したいと言われてお母さんはどう思いましたか?

お母さん:以前、路瑛が『化学の実験を中継するユーチューバーになりたい』と言ったとき、ちょっと複雑な気持ちでした。経験としてはいいけれど、本音は勉強や部活を頑張ってほしくて。

でも、普通に勉強して普通に就職する道が、路瑛にとって本当に幸せなのか?それは夫婦で何度も話し合いました。

私は一般的と言われる生き方をしてきたので、正直、路瑛に合う生き方がわからないんです。長く生きている知識を使って先回りする子育ては、正解じゃないかもしれない。

そう考えると、親が子より長く生きているからって、親の言うことが正しいわけではないのかもしれません。路瑛が「やりたい」と伝えてくれたことを応援することが、彼の生きやすい未来につながるんじゃないかなって。

+++
加藤路瑛くんのお母さん、加藤咲都美さん。株式会社クリスタルロードの代表取締役を務めている。

路瑛くん:「同い年の子も起業してるから無理じゃないよ!」そう言って説得したら、お母さんは力を貸してくれて。あのときは嬉しかったです。

お母さん:正直その時は半信半疑でした。でも路瑛は、あっという間に担任の先生にも起業したいと伝えていて。校長先生にプレゼンするから事業計画書を作るのを手伝ってほしいと言われて。

あれよあれよと事が進んでいったんです。でもこの時、この子は本気で起業したいってことが伝わってきたんです。

>ーでも、起業や事業計画って、ビジョンや想いが必要ですよね。どうやって事業の構想を練っていったんですか?

お母さん:本人の中に大きな軸があったので、私はサポート役に徹しました。「部活や勉強を頑張れば讃えられる。でも中学生で起業して社会のために働くと『中学生らしいことをしなさい』と言われてしまう。この常識はおかしい。僕が起業することで、未来の中学生の前例になりたい!」と伝えてくれて。

路瑛くん:最初の事業計画書は出来が悪いです(笑)

お母さん:一緒に事業計画書を作る過程で、ふと、路瑛より長く生きているのに、この選択肢や価値観は私にはなかったなあって気がついて。大人ですから、子どもよりできることは多いです。でも、子どもに勝てない部分もあると、この時気付かされました。

だから、枠にはめるんじゃなくて、1人の人間として尊敬してサポートしていこうと意識が変わったんです。
 
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