政治:右傾化の潮流
339400 これが靖国=長州神社問題の核心だ
 
匿名希望 18/09/24 AM00 【印刷用へ
 
代替案のための弁証法的空間よりリンク


8月14日に故郷に里帰りしていた安倍晋三首相が、山口県宇部市の琴崎八幡宮を参拝。にわかに琴崎八幡宮が注目を集めている。
 巷の憶測の一つは、安倍首相は、靖国神社に参拝できない代わりに、靖国のルーツである琴崎八幡宮を参拝したというものだった。日刊ゲンダイが、本日「靖国の“源流”…安倍首相が参拝した琴崎八幡宮の意外な歴史」という記事を書いて、この問題を報じていた。(以下参照)リンク

さっそく琴崎八幡宮のHPを見てみると、そこには以下のように書かれていた。
 
>後の靖国神社初代宮司 青山清(上総介)が琴崎八幡宮に於いて維新決起の為、禁門の変での責を負わされ自刃させられた宇部領主 福原越後の神霊合祀を執り行った日が、慶應元年(1865)五月十六日(維新招魂社縁起)であり、・・・・・

>まさにこの日こそが「招魂社」の始まりであり、・・・・・

>このように長州藩内で行っていた招魂祭を東京でも行う為、長州藩洋学者 大村益次郎が社地を選定し、東京招魂社を建立し、後に靖国神社と改称

すなわち、のちに靖国神社初代宮司となる青山上総介が、この琴崎八幡宮で、禁門の変の責任を負って自刃させられた長州藩家老・福原越後を招魂し、これが「招魂社」の始まりとなり、のちの靖国神社につながったというのだ。
  
 靖国神社が長州神社である所以が明確に語られている。
 そして、ここにこそ長州神社の最大の虚妄がある。

 招魂社の起源となった福原越後とは何者か?

 1864年、長州藩が京都御所を武力で攻撃し、孝明天皇を拉致しようとしたのが禁門の変である。福原越後は、国司信濃、来島又兵衛、久坂玄瑞らとともに、禁門の変を引き起こした首謀者であった。京都御所を武力攻撃するという日本史上唯一無二の大逆行為を引き起こした張本人なのである。

 孝明天皇は、長州を「朝敵」と呼び、崩御されるまで、決して長州を許さなかった。付言すれば、孝明天皇は、朝敵たちに毒殺されてしまった可能性が濃厚なのだ。

 「靖国神社」のタテマエは、言うまでもなく、天皇を護るために戦って死んでいった軍人たちを祀るための施設というものである。
 しかし、その実態は、孝明天皇を攻撃した側の人々が創建したのであり、京都御所攻撃という大逆罪を犯したテロリストたちを「招魂」し、祀るために始まった施設なのである。

 ゆえに靖国神社は長州神社である。孝明天皇を攻撃したテロリストたちを慰霊する施設なのである。無念の最期を遂げられた孝明天皇は、決して、長州神社を許しはしないだろう。
  
 なぜ保守派が、長州テロリスト神社をありがたがって参拝するのだ? 
 本来的に、天皇制打倒を叫ぶ左翼過激派の価値観とこそ親和的なのが靖国の起源なのだ。

 孝明天皇の無念さを考えれば、決して参拝などはできないだろう。戊辰戦争以降の日本の戦争において、「天皇のため」と戦って死んでいった兵士たちは、長州テロリストと一緒に合祀されてうれしいだろうか?  
 
  List
  この記事は 326765 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_339400
  ※トラックバックは承認制となっています。

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、47年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp