人材・教育
339147 キーボードがうまく打てない 〜スマホ第一世代受難か?
 
竹村誠一 ( 40代♂ 長野 営業 ) 18/09/15 PM10 【印刷用へ
以下、読売新聞(9/9)から一部転載。
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 ある人材派遣企業の人事担当者(36)は、新入社員の変化に戸惑っている。問題はパソコンのキーボードをうまく打てないことだ。「左右の人差し指でキーを探し、ポツリポツリと打つ人が増えているんです。メールを打つなど文字入力は、仕事で依然重要なのですが……」

 「スマホの登場で、学生のパソコン所有率は下がり続け、今や4割程度。スマホだけでリポートを書く学生もいるのです」と、神奈川大学情報処理担当の非常勤講師、尾子洋一郎さんは解説する。毎年1年生に夏休み後に1200字をパソコンで打つ課題を出すが、「1分間に100字打てる人は1割程度。1200字を打ち終わるまでの時間が年々伸びている」という。
 ただ、当の若者自体もキーボード入力のスキルを身につけたいとは思ってはいるようだ。
 埼玉県蕨市のパソコン教室を訪ねた。主婦やお年寄りに交じってキーボードを打つのは、大東文化大2年の都丸裕也さん(19)。「手元を見ずに打つタッチタイピングを覚えたくて……。就活も考えて通っています」と語る。
 薬局事務に内定した日大4年の石田佳子さん(22)も、「就職後は栄養指導の資料作成が毎月あり、オフィスソフトや文字入力のスキルを上げないと」と真剣な表情だ。
 パソコン教室を運営する「チアリ―」の川島学・経営企画部長は「誤入力が少ないタッチタイピングを習いたいという若者が増えています」と話す。

 一方で、高校生などもっと若い世代にキーボード学習を後押しする機運も盛り上がってきた。
 2020年度に始まる大学入学共通テストで、将来的にコンピューターを使う試験(CBT)の導入も検討されているのだ。導入されたら、キーボードを打てなければ、試験で不利になるかもしれない。
 大妻中学高等学校(東京都千代田区)はCBTを見越して、今月、キーボード脱着式のタブレットPCを1200台、中1から高1まで一気に配備した。成島由美校長は「自分の思いを的確に表現する上で、キーボードなどツールに慣れることが必須。生徒のリテラシー(活用能力)を育てる義務があると判断した」と語る。キーボード見直しの動きは、今後も広がりそうだ。
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