社員の活力を引き上げるには?
338818 フィンランドの会議は、日本の15分の1
 
匿名希望 18/09/04 PM11 【印刷用へ
リンク

――仕事は、朝は何時から始まるのですか?

ユッカ・パヤリネンさん:朝は7〜8時の間に始まるところが多いので、日本よりは早いですね。8時から働き、17時には職場を出て、そのうえ長い夏休みも取る。それなのに、世界的に競争力を保っていられるのはどうしてですか? と海外の人からよく聞かれます。

――はい、とても不思議です。

ユッカ・パヤリネンさん:そこでEfficiency (能率)がとても大切になります。短い時間しか働かないので、その間はとにかく効率的に物事を進めるようにします。たとえば、ミーティングを行うときには余分な世間話はせず、すぐにビジネスの話に入ります。

そしてフィンランド人は決断が速く、物事が速く進みます。日本人が3時間の会議を5回して決めることを、フィンランドでは1時間で決めてしまうというような話もあるぐらいです。

――重要な決断は誰がするのですか?

ユッカ・パヤリネンさん:それを任された1人ひとりです。もちろん大きなプロジェクトの場合はボスに聞きますが、普段は現場の判断と責任で、どんどん決めていきます。

たとえば(大使の部下である)私も、日々のことを大使に1つひとつ話し、決断を求めることはしません。大使も報告してほしいと思っていないでしょう。それは私に任されたものだからなのです。

1人ひとりに責任があり、信頼して、任されています。そういった意味でTrust(信頼)とresponsibility(責任)もフィンランドの特徴と言えますね。

もし私が失敗をしたら、それは私の責任なのです。集団の中での連帯責任というのはなく、あくまで個人の失敗であって、全体の問題ではありません。

――決断の速さという話に戻ると、日本は決断までに時間がかかることがありますね。

ユッカ・パヤリネンさん:そうですね。決断までにあまり時間をかけると、もう興味がないのかと思われ、ビジネスチャンスを逃すことがあります。フィンランド人は速い決断を望むことを、理解しておかないといけないですね。

もちろん話し合いをたくさんして、最終的にボスが決断することもあります。そのときにはボスの決断を尊重します。すべての人が納得する決定はできないこともあるということも理解しているので、そういうときに「いや、自分はそうは思わない」というように食い下がったりもしません。

でも、階級社会ではなく、ボスとの距離も近いので、相談などは気軽にできる雰囲気です。決定が必要なときには、すぐボスの元に行って話をするのが当たり前なので、いろいろなことがスムーズに進みます。

――日本のようにボスの顔色をうかがって、タイミングを見計らうことはないのですね。

ユッカ・パヤリネンさん:それは非効率です。
 
  List
  この記事は 211321 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_338818
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
341536 とんでもない意見が会社を救う 白海豚 18/12/11 AM10

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、48年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp