世界各国の状況
335480 北朝鮮の三面外交の心底 ⇒中国と朝鮮半島の歴史的な関係の視点
 
匿名希望 18/05/08 PM03 【印刷用へ
(奥の院→金貸しに操られた)米・ソという資本主義と共産主義の敵対により、同族が大量に殺しあう‘50年朝鮮戦争によって人工的に作られた北朝鮮と韓国にとって、大国の言い成りになってきた卑屈な事大主義の歴史を総括し(主体思想)、朝鮮半島を統一し、アメリカ、ロシアそして中国の大国に対しても隷属しない「民族自決」は悲願であろう。

特に中国とは、漢の侵略からはじまる2000年間にわたる朝鮮半島隷属の歴史的な関係を抜きにはできない。
北朝鮮は、朝鮮戦争において中国から支援を受け(中国人民志願軍)、戦後も支援を受け続けてきたが、決して心底から中国に隷属しているのではなく、アメリカの圧力に対抗するとともに、中国と対等関係になることは歴史的な心底であろう。
北朝鮮は、その悲願に向け戦後一貫して、アメリカ、中国、ロシアの大国の対立勢力を牽制ししたたかに三面外交を行うと同時に、大国からの圧力を抑止し悲願実現の為の武器として、大国の経済力がなくとも軍事力を獲得できる核開発を進めてきた。そして遂に、アメリカに届くまでの核ミサイル開発に成功した。

核爆弾は、行使すれば人類滅亡につながり、核戦争絶対反対の世界世論からもどの国も核爆弾ボタンは押せない、また現代の戦争は電子戦で核は使えない兵器だが、小国が大国の圧力から自国を守る専守防衛の抑止力にはなる。
それゆえ、4月27日の北朝鮮と韓国の板門店宣言で、朝鮮戦争の「終戦宣言」は本意であろうが、北朝鮮の核完全廃棄は表向きであろう。

リンク「「中国排除」を主張したのは金正恩?──北の「三面相」外交」より引用
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南北首脳会談で「中国抜き」の3ヵ国による朝鮮戦争平和協定協議案を提起したのは金正恩らしい。あれだけ中朝首脳会談では蜜月を見せながら、中国への警戒は金正日以来。2日に訪朝する王毅外相の目的の真相でもある。

◆板門店宣言における「3者または4者」案の怪
4月27日の板門店宣言では、休戦協定を終わらせ終戦協定に転換させて平和体制を創ることに関して「3者または4者」で協議する旨のことが書いてある。
「3者協議」ということは「米朝韓」の間でのみ協議して、その中に休戦協定署名国である「中国」を入れないという意味だ。
「4者協議」案は、言うまでもなく「中国」を入れた「米中朝韓」を指す。
<中略>

◆「中国排除」を提案したのは北朝鮮か
4月29日、関西大学の李英和(リ・ヨンファ)教授から連絡があり、韓国の中央日報(韓国版)など複数のメディアが、韓国政府筋の情報として「2007年の南北首脳会談で中国抜きを提案したのは北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)だった」という趣旨のことを書いていると知らせてくれた。中国が北朝鮮を支援するために朝鮮戦争に参戦したのは「中国人民志願軍」としてであって「国家」としてではないから、というのが北朝鮮の理屈らしい。

朝鮮戦争はあくまでも当時の金日成(キム・イルソン)が(旧)ソ連のスターリンと共謀して起こしたもので、中国の毛沢東は絶対に反対だった。しかし金日成の狡猾な戦術とスターリンの裏切りにより、毛沢東は朝鮮戦争に参戦せざるを得ないところに追い込まれた。
そこで毛沢東は「中国人民解放軍」として北朝鮮に派兵するのではなく、「中国人民志願軍」として派兵することにした。志願軍なら「国家」としてアメリカを相手に戦うということにはならないので、のちのちの米中関係への影響を何とか最小限に食い止めておきたかったようだ。もちろん、第三次世界大戦への発展を避けるという意味合いもあった。
そのため朝鮮戦争の休戦協定は、1953年7月27日午前10時に、まず「朝鮮人民軍代表兼中国人民志願軍(中朝連合司令部)」の代表として南日大将(北朝鮮副首相兼朝鮮人民軍総参謀長)と国連軍代表のウィリアム・ハリソン中将(アメリカ陸軍)により署名されたのちに、同日の午後、国連軍総司令官のマーク・クラーク大将(アメリカ陸軍)、中国人民志願軍と中国人民解放軍の最高司令官であった彭徳懐元帥および朝鮮人民軍最高司令官の金日成首相が署名。これにより休戦協定は最終的に発効した。
ただ彭徳懐は、中朝連合軍の副司令官に朝鮮労働党延安派の朴一禹(パク・イルウ)を任命し、北朝鮮の金日成を中朝連合軍の脇役にしたことなどから、中朝関係の悪化は朝鮮戦争勃発時から既に内在していた。
<中略>

◆中国経済に呑みこまれたくない北朝鮮
とても信じられないとは思うが、習近平とあそこまで親密にしてアメリカを牽制しようとしている金正恩だが、それでも一方では、「中国排除」を狙っているのは事実のようだ。
その証左の一つが「3者協議」を提案したのが北朝鮮側であるということと、もう一つは「在韓米軍の駐屯」を必ずしも否定しないことにある。
なぜか――?
中国に呑みこまれたくないからだ。

在韓米軍はたしかに北朝鮮にとっては直接の敵対的存在だが、韓国と仲良くなってしまえば、特段の害はない。それよりも、在韓米軍がいる方が中国に対して大きな抑圧となり、中国を牽制することができる。中国を「のさばらせたくない」と思っているのは、実は北朝鮮なのである。
中国は社会主義国家における改革開放を強化して北朝鮮とも「紅い団結」を組み、自国における一党支配体制を維持しようと必死だが、その裏で金正恩は、したたかに動いている。つまり、中朝首脳会談の裏でも、やはり「中国は1000年の宿敵」という位置づけは、ひょっとしたら変わっていないのかもしれない。李英和教授も、この見解を支持している。
いざとなったら軍事的には中国を頼りにしているくせに、経済的には中国に呑みこまれたくはない。金正恩はしたたかな「三面相」外交を展開しようとしているとみなすべきだろう。
<後略>
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