新しい男女関係(→婚姻制)の模索
335380 女が全権力を掌握する村には「夫」「父親」の概念がない!中国モソ人の母系社会
 
原てふ子 18/05/04 PM11 【印刷用へ
中国西部の四川省から雲南省にまたがる瀘沽湖(ルグー湖)の霧深い岸辺に“女たちの王国”がある。どんな王国かというと・・・
以下リンクより一部抜粋、要約

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■女性が支配する社会
モソ人(摩梭人、ナシ族に属する一派)はおよそ4万人の部族で、父方の血統ではなく母方の血統を通して家系が伝えられる「母系社会」を形成している。

最長老の女性が家長で、一族のさまざまな物事を取り決めるのも女性。外での労働や農作業で男たちが稼いでくる金銭は、すべて女性の手に渡り、家計費として女性たちに分配される。

モソ人の社会には、夫というものが存在しない。女性が選んだ恋人がいるだけで、恋人とのあいだに生まれた子供は、女性たちの庇護のもと、一族のなかで育てられる。

20年以上モソ人を研究している人類学者、クリスティーヌ・マチュー博士はこう説明する。
「モソ人の女性には、土地や家の正当な所有権、生まれた子供に対する養育権が認められており、母親になると高い社会的地位が与えられます。母系制では母方の財産を相続しますが、モソ人の場合は姓も母方のものを受け継ぎます。政治的権力だけが女性に与えられる母権制とは、この点で異なります」

母系社会のあり方はさまざまだが、モソ社会では女性が村長(男性が選ばれることもある)を選出しているので、政治的権力も女性の側にあるといえる。

■男が夜な夜な「通い婚」

夫という概念がないモソ社会では、女性の恋人は複数のこともある。何人いても恥じる必要がない。

モソ人の女性は13歳で成人を迎えると、「花楼(ホウロウ)」と呼ばれる自分専用の寝室を与えられる。

「走婚(ゾウフン)」と呼ばれる、通い婚の風習があり、男性が恋人の女性のもとに夜這いに行き、子供ができたら、女性側の家族が育てる。

「女性を惹きつけるために容姿に気を配らなくてはならないのは、モソでは男性。

男女の交歓はとてもおおらかで、男性が声をかける。女性に気に入られたらカップル成立、気に入ってもらえなければ、男性は他をあたる。そこには後悔や恥辱の念はない。

■父親だから育児をするわけではない

モソ社会は、女性が権力を握り、互いに敬意を払いながら、女性も男性も一緒に働いている。
男性は、子育てに全面的に携わっているが、そもそも父親という概念はない。

ワイホンによれば、モソ人の男性は競争を好まない。
誰もが自分の分をわきまえており、若者が反抗することもない。
それは、年長者への敬意が刷り込まれていますから。

■どの女性も自信に満ちている!

モソ人の女性は、ケタはずれに自信家。
「どんな女性でも、小さな女の子でさえも、自信に満ちあふれている。世の中に自分の居場所があることを知っていて、率先して冗談を飛ばし、会合をリードする。
モソ人の社会では、高齢の女性は最も重要な存在。

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