共同体社会の実現
333251 私権が介在しなくとも楽しく生きて行ける場=共認国=日本へ!!
 
酒井俊弘 ( 42 千葉 会社員 ) 18/02/05 PM10 【印刷用へ
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「ベーシックインカムに近い社会主義国:キューバと、新しい価値観のブータン王国の紹介」を投稿しました。最後に「次に私権のない活力の中身に踏み込みたい」と結びました。

踏み込む前に日本の江戸時代も見てみたいと思います。それは、循環社会で島国のキューバはかつての日本=江戸時代に似ているからです。

315348 江戸時代の日本人は幸せだった
から引用

>江戸時代は循環型社会であって、太陽エネルギーが産んだ植物を衣食住に使い、4つのR、消費削減(リデュース)、再使用(リユース)、資源再利用(リサイクル)、修理(リペア)により、何も増えないし何も減らない社会ができていました。物もお金も単位共同体という狭い範囲内で循環しますので、不安無く皆暮らしていたということでしょう。なにか物を大量に消費して不足する、無くなるということがないし、商人も株仲間で相互監視して買い占めたり、価格操作する悪さはできない。農村では自給自足、相互扶助です。自然の循環と一体になって生きるから人口も爆発的に増えません。飽和絶滅の危機を本能が感じることがないわけです。もしかしたら、江戸時代の日本は究極の幸福社会であり、人類史上でもっともユートピアに近かった社会なのかもしれません。
引用終わり

 キューバは社会主義国が故に教育・医療を無償化し、本能を直撃する食についても配給制。殆どの国民が公務員です。

 一方、江戸時代は誰から言われた訳でもないのに庶民は共同体運営をしている。幕府も大地震等に直面した場合のみ、共同体自治のNW制度を使って庶民を援助する(=見守る)立ち位置にいるだけで強く関わりを持たない。むしろ庶民の共同体運営を災害システムに組み込んで安心感をつくることで庶民が追求充足に向かえるように振る舞っていた。

以下、リンクから引用

 安政地震の当時1865町が約240人程度の名主によって、数ヶ町から多い場合には30ヶ町程度をまとめて管理される仕組みであった。名主が置かれていない町々には月行事役が置かれ、行政の末端業務を担った。中略
幕府に認められた村落の長を中心とした共同体(=人々の充足感)を核として、災害と共存しつつ、全てのシステムが統合されて花開いたのが江戸であろう

 主体はあくまでも庶民の共同体自治にある。
庶民は、自ら手で自らの生きる場を自然と一体化した循環社会の中に共同体を作ってきた。
 当時の西洋人は315348のように日本人を世界で一番幸福な国民と評価している。今のキューバを見て世界で一番幸福な国民とは聞かない。

それはなぜか?

 与えられた制度に守られて楽しく生きているのに対して、お上と庶民が共に共同体を進化させてきた意識(制度)の違いのように感じる。

上記のように江戸時代には災害と連動したシステムがあった。一年を通じて温暖な国と違い、転変地異がいつ起こるかわかない災害の国。四季は多くの食物を供給するが夏の暑さや冬の寒さは半端でない。そのどうしようもない自然に同化して来た民は、庶民とお上の関係を互いに共存共栄が可能にするべく絆を強くしてきた。西欧の搾取一辺倒の歴史とそれを弛緩させる宗教の介在の歴史と全く違う。

 江戸時代は、乱世が終わって人や物資が行き交い出し、藩の評価指標も石高から市場(=お金)に向かい始めた。藩は生き残りをかけて市場を通じて生産力を高める方向に舵を切った。人々に喜ばれる物を必死になって生産する同類闘争に挑んでいった。(例:美しい絹織物・・・)
人口が増えて次男、三男と家族が増えるに従って藩外に出稼ぎに行く人が出てくる。江戸はその受け皿で、世界最大の都市になった。
この出稼ぎが大工等の技術者集団を生み出し、その集団の交流が促されて更に技術が高度化していった。正に同類闘争そのもの。

 最大の生産力は、贅沢(浪費)をしない勤勉で生活を工夫しながら(充足する)庶民だ。余談だが、大福餅が生まれた背景は、売れない餅を何とか売ろうとした女の必死の想いだった。庶民は必死にアイディアを考えて行動(=商いを)していった。

 そんな庶民が寄り添う町には秩序が生まれ、治安良好。清潔感に溢れた街で西洋のそれとは大違いだった。なるほど、世界一、幸福な国民だ。

 江戸時代の流れを汲む日本は社会主義国でも資本主義国でも宗教主体の国でもない。

共同体運営の「共認国」だ。

少しだけ共認国の未来を考えてみる。

 経済破局をした際、共認国では、必要か否かを徹底的に追求し、自然の摂理に則して無駄を無限小にする。そのために新たなフリーエネルギーの開発等に力をかける。余力が生じれば新たな人々の喜びに向かって同類闘争を加速させてより追求充足を味わえる社会に向かえば良い。

私権のない活力の中身とは、楽しく、きままに活きるのとは違うようだ。

 途方もない力=自然外圧に同化し、庶民はお上を自ら共同体運営の一助として選んだ。一助にするならば、お上の仕事も庶民の仕事。ならば、庶民から選ばれた者が国政を参勤交代制度で実施すれば良い。自然外圧の突破も国の体制を安定(共同体)化させた余力で、同類闘争をエンジンにして科学技術を高めて行けば良い。

 新たな天変地異が変移を生み出し、科学が安定をもたらす。これを繰り返すことが生きて行く活力を∞にする。その意味で正に日本は最大のポテンシャルを持っている国だと思う。

私権が介在しなくとも楽しく生きて行ける社会(未来)はある!!
 
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