本能⇒共認機能⇒観念機能
331803 本能・自我発でどこまで追求できるか?
 
岡田淳三郎 ( 70代 大阪 経営 ) 17/12/12 AM01 【印刷用へ
先日の実現塾で、中学生から「同化回路が封鎖されている筈の金貸し(サヴォイ等)がこれほどの先読み力や構想力を持っていたのは、何で?」という追求テーマが提起された。

追求が時間切れで終わったので、今回は、それに応えてみたい。
結論から言うと、
本能・自我だけで(同化回路を封鎖して)、対象=敵を対象化することは可能である。
自我とは、与えられない評価に対する欠乏であり、それは他者否定と自我妄想を生み出すが、この他者否定によって敵を対象化することは当然できるし、また自我妄想=目的意識によって、状況や相手の動きを先読みすることも、可能である。
むしろ他者否定は、敵を殺すor支配すると言う目的あるいは相手を屈服or
説得するという目的を生起させるので、相手(人々)に認めさせるor騙すために、架空観念(綺麗事)を並べたてる能力は、むしろ突出している。
これらをもってすれば、キリスト教や近代思想を広めることも、逆に反教会や反権力の革命を実現することも可能である。

もちろん、自然に同化していない(「自然を拷問にかけて、自然に白状させる」と公言して憚らない)近代科学が自然を破壊してきたのは必然であったが、今やそのような同化を封鎖した自我発の思考・追求そのものが、完全に行き詰って近代科学は停止した。

力の欠乏と自我妄想による追求は単純だが、その答えが妄想か実現可能かを確かめるためには、その答えを相手にぶつけて相手の反応を確かめるしかない。相手が認めた分だけ実現可能である。
このように、常に答え(妄想)を対象にぶつけて対象の反応を窺っているという点では、常に現実を直視しているともいえるし、常に思考実験を繰り返しているともいえる。

それに対して、未知⇒追求⇒同化は多面・多様で、答えを出すためにはより深い同化→追求が必要になると共に、潜在思念発の整合性や照準力なしには、答えに迫れない。従って、同化追求は自我追求よりその追求がより多様で深い。
従って、本源的な同化・追求によって、サボイ等の視野の広さ・長さを超えることは十分に可能である。
 
  List
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_331803
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
331950 「事実を隠さずに追求」する今こそ、人類本来の追求時代の到来だ!! 酒井俊弘 17/12/19 AM09
331864 本能・自我発の追求回路と未知・同化発の追求回路を考える@ Bannister 17/12/15 AM00

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
『生命と場所』より…生命観
遺伝子の共同体
「利己的な遺伝子」を切開する 1
「利己的な遺伝子」を切開する 2
現状の「科学的事実」と言われているものの怪しさ
現在の生物学には何が欠けているのか
怪しげな「検証」と、危なげな「定説」
事実の体系とは永遠に進化しつづけるもの
一面的な実験データやツールとしての定説に囚われていては事実を見誤る
事実追求のスタンス
専門家集団と事実
科学と社会
「科学的事実」というドグマ
近代科学と知の体系、再考
近代科学について
実証主義を超えて2
専門家集団の自己完結性にひきつけて2・・「丸山ワクチン問題」
原爆をつくった星少年たち 2・・「科学者独自の倫理」
科学者集団の特徴A
数量化できない自然
仏教の対象認識 【受想行織】
詭弁を説明しようとするから難解になってゆく
「日本人はいつ物を考え出すのか?」(2) 学習観念が役に立たないのはなぜか?
狂気の近代科学技術
原発:近代科学原理主義者たちの産物
なんで、こんなことになってしまったのか?⇒科学者たちの信じられないアホさ加減
素人が創る科学の世界〜プロローグ『科学的認識はすべて仮説、その神格化が創造の壁』
『科学はどこで道を誤ったのか?』(1)プロローグ〜「科学技術は万能」という幻想を打ち砕いた福島原発災害〜
『科学はどこで道を誤ったのか?』(2)古代オリエントの時代〜全てが共認対象として一体であった精霊信仰から精神を上位とし物質を下位とする二元論へ
『科学はどこで道を誤ったのか?』(5)ルネサンス(14〜16c)〜自然魔術による自然支配観念の萌芽と、「科学」「技術」統合への流れ
『科学はどこで道を誤ったのか?』(7)近代の前夜〜「科学技術による自然の征服」という思想の登場〜
『科学はどこで道を誤ったのか?』(9)近代U〜国家体制に組み込まれ、専門化体制の中で無能化した学者〜
『科学はどこで道を誤ったのか?』(10)〜“科学技術の申し子”が起こした惨劇
『科学はどこで道を誤ったのか?』(11)〜“観念の絶対視”が近代科学技術の根本問題〜
科学はどこで道を誤ったのか?』(13)中世後期〜キリスト教の権威付けのための大学の創設により、神の手先の「神官」から「学者」が登場する〜
楢崎皐月氏のカタカムナ説(1) 宇宙から素粒子に至るまで、万象は共通構造(相似象)を示す

『るいネット』は、47年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp