共同体社会の実現
33178 超国家・超市場論21 『認識形成の場』が、なぜ有料化されるべきなのか?
 
四方勢至 ( 老年 京都 編集 ) 02/06/10 PM05 【印刷用へ
では、本題に入ってゆこう。ここまでの論稿で、次代の活力源=圧力源が人々の外向収束⇒認識収束に基づく認識闘争=評価競争であり、それらを収束させる『認識形成の場(統合サイト)』こそ、次代の人類の最先端機能(つまりは新たな社会統合機構の中核)となることを明らかにしてきた。
又、それは、はじめに形成された多数の『認識形成サイト』が、人々の評価収束によって淘汰されてゆくことを通じて確立されてゆくこと、及び、そこでの評価指標はもはやお金ではなく、段階的な投稿資格となることも明らかにしてきた。
では、全く新しい場である『認識形成サイト』が、なぜ有料化されるべきなのか?なぜ、敢えて古い場=市場に姿を現す必要があるのか?なぜ、古い指標=お金を使う必要があるのか?

まず考えられるのは、私権社会では、現実に必要なものは何であれ有料であるという事実である。物(製品)はもちろんのこと、解脱(芸能)であれ、認識(書物・新聞・テレビ)であれ、更には仲間の集まりまでもが(場代・飲食代として)有料化されている。(その意味では、恋愛も極めて高価に有料化されている。)
にも拘らず、皆それを飲食代やホテル代として意識しており、誰も「集まり代」や「恋愛代」としては考えない。それは、「自分たちで楽しむ(=協働する)」のは本源領域に属する行為であり、お金は非本源的な強制領域に属する臭い物であるという固定観念の故である。(従って、自分たち本来の集まりや恋愛とは全く別次元に、仕方のないものとして飲食代とホテル代がある。)

しかし、実は両者の本質的な違いは、(本源VS私権にあるのではなく)集団内生活と社会(集団外)生活の違いにある。
考えてみれば、「本源的」と思われている、家族や友人etc互いに顔の見える集団内でのおしゃべりなら、お金は要らない。つまり、お互いに顔の見える範囲内で、誰もに肉体的に備わっている機能(本能機能・共認機能観念機能)を使って協働する限り、お金など不要である。(仕事はもちろん、子育ても、セックスも、おしゃべりも、全ては協働行為である)
しかし、その様な互いに顔の見える集団内の生活域から一歩外に出ると(つまり、集団外の社会空間に出ると)、そこでは外向仲間を探すにも、集まりに参加するにも電話代や電車代や場代が必要で、要するに何をするにも(本源的であろうが、私権的であろうが)お金がかかる。
 
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前夜の意識状況1 答えがないので、課題捨象
前夜の意識状況2 課題を捨象して充足収束=充足基調
前夜の意識状況3 無用となった感応観念(価値観念や規範観念)
観念捨象の実践模索では足りない=観念を必要とする地平
構造認識の現況1 否定意識や自我観念から脱却できない近代人=現代人
構造認識の現況2 特権知識階級の商売道具と化した「構造認識」
構造認識の現況3 既成観念の全的否定
思考次元1 潜在思念の実践思考
思考次元2 否定意識の倒錯思考
思考次元3 本能⇒共認⇒観念の超越思考(構造認識)
全てのネックは「答えを出せない」という一点にある
現代意識潮流と戦略ターゲット
必要意識⇒課題意識には、不全発と可能性発の二通りある!
不全発の『変革の必要』から、実現発の『認識の必要』への大転換
観念パラダイムの逆転1 現実捨象の倒錯観念から、観念捨象の現実直視へ
観念パラダイムの逆転2 現実否定の倒錯思考
観念パラダイムの逆転3 現実とは、人々の意識である
観念パラダイムの逆転5 現実、その下部意識と上部意識
観念パラダイムの逆転6 残る観念は、頭で塗り替えたら終い
観念パラダイムの逆転7 新しい認識だけが、現実を変えてゆく
新パラダイムの点検1 現実の壁を対象化できるか?
新パラダイムの効用1 現実否定の鎖を断ち切って、プラス活力の上昇へ
新パラダイムの点検2 可能性と不全(肯定か否定か)
新パラダイムの点検3 可能性or不全の源を対象化し続ける源泉
社会収束1 評価共認が生み出す同類圧力
社会収束2 私権圧力を超えた外向収束の潮流
新しい潮流8 現実を対象化するための概念装置
『必要か、必要でないか』という真っ当な判断の土俵が出来てゆく
必要か否かの『判断の土俵』が、国家と市場を呑み込み、解体し、再統合してゆく
新しい可能性が顕在化するとは、どういうことか?
新しい『場』は、古い評価指標の洗礼を受けて、はじめて顕在化する
実現の論理
実現論は、易しいけど難しい
行動方針4 まず身近な職場を改革してから、社会をどうするかを提示せよ
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
大衆の期待の変化に応じて統合力も変わってゆく
大衆には、運動を立ち上げる余力が無い→余力を与えられた悪徳エリートが支配する社会
金貸し勢力の弱点と自滅の構造
金貸しと悪徳エリートに止めを刺すのは?

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