市場の支配構造(金貸し支配)
330979 市場論・国家論7.大航海時代(ポルトガル→スペイン→オランダ→イギリス)
 
岡田淳三郎 ( 70代 大阪 経営 ) 17/11/07 AM00 【印刷用へ
実現塾の要約です。

◯大航海時代(1400年〜1600年)
・1270年十字軍遠征が終息した後も、サボイが統括する騎士団は、金貸し業と雇い兵業で勢力を拡大してゆく。その力を恐れたフランク王は1312年テンプル騎士団を弾圧。その結果、騎士団は欧州各地に散らばることになったが、土着した騎士団は1400年頃には各地の豪族・領主となって地盤を固めていった。
・1400年代以降、欧州はハプスブルグ家がほぼ全土を支配したが、その末端の地方豪族や領主の3割はサボイが統括する騎士団領主であり、表のハプスブルグvs裏のサボイ・騎士団の暗闘は、その後1914年第一次大戦によってハプスブルグが没落するまで(1100年代のスイス争奪戦争以来)実に800年に亘って続いた。

・十字軍遠征で地中海周辺を侵略し尽くしたサボイ・騎士団は、次の侵略地を欧州外に求めて動き出す。ハプスブルグが欧州全土をほぼ支配したとは言え、その支配力には濃淡があり、とりわけ欧州西端のポルトガル(やスペイン)に対する支配力は弱かった。そこで、サボイは1415年先ずポルトガルの騎士団領主による、西アフリカ侵略という形で大航海の幕を明けさせた。
・1488年、ポルトガルが喜望峰に達し、本格的な大航海の海路が開かれると、サボイは大航海の主力をより強大なスペインに移し、南北アメリカ大陸(アステカ、マヤ、インカ)を侵略・征服。

・同時に、サボイは1500年代にルター・カルヴァンを使って欧州各地で宗教改革の火の手を上げ、それに対抗するという名目でイエズス会をバチカンの正式な機関として公認させた。もちろん、サボイ・騎士団は、既にバチカンに根を張っていたが、バチカンに対抗する勢力を作り出すことによって両者を対立させ、その対立につけ込んで支配を固めると共に暴利を貪るという、いつもの両面戦略である。
・又、イエズス会は、侵略と征服を進めるための諜報・暗殺部隊であり、それは十字軍遠征の頃から騎士団が担ってきた役割であったが、イエズス会というバチカン公認のお墨付きを与えたのは、布教を大義名分に公然と世界中に進出してゆくための布石である。


◯オランダ→イギリス 産業資本の興隆
・1500年代前半、現ベルギー周辺にはカルヴァン派の商工業者が集っていたが、ハプスブルグ(バチカン)系の王家が彼らを弾圧したため多数のカルヴァン派の商工業者がオランダに集結することになった。
・そこで、地の不利もあり大航海に遅れをとったオランダの大領主ヴェルフ、ヘッセン(共にドイツ騎士団出身)は、彼ら商工業者を基盤にして毛織物や造船業を育て、オランダを北海貿易の中心とする方向に舵を切った。もちろん、彼らも金貸し業と雇い兵業で伸し上がってきた勢力であるが、新たに産業支配に乗り出したことで産業資本の性格を強めてゆく。これは従来からのサボイやデルバンコ等、旧金貸し勢力に代わる新金貸し勢力の登場であった。

・この頃、ハプスブルグは欧州(大陸)の統合で手一杯であり、サボイも大航海に手一杯で、イギリスには大きな関心を寄せていなかった。この両勢力の隙を突いてヴェルフ・ヘッセンは、イギリスに進出し、毛織物業・造船業を中心に産業基盤を固めていった。
・そして、(サボイの支援の下)1568年ハプスブルグに対してオランダ独立戦争を仕掛け、1588年に遂にスペイン無敵艦隊を撃破。以降、イギリスが制海権を握って、インドに進出し1600年東インド会社を設立すると共にアジア諸国を植民地支配してゆく。
・1618年、サボイ主導の対ハプスブルグ30年戦争に加わり、ハプスブルグからオランダの独立を勝ち取る。

・その後、ハプスブルグ(フランス)のオランダ侵略戦争を経て、1689年ヴェルフ家がイギリス王室を簒奪(名誉革命)。更に1690年東インド会社をヴェフル・ヘッセンが簒奪。
・その動きを警戒したサボイ→デルバンコは1694年イギリス中央銀行を設立してイギリスの金融を支配。
・その間、ヴェルフ・ヘッセンは英仏植民地戦争(1689〜1763)を通じて、フランスを押し退け北米とアジアの縄張りを拡大してゆく。
 
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