宇宙・地球
330414 現在の地球は100%自然物ではない“ハイブリッド惑星”、地質年代は「人新世」に突入! 地球文明のレベルが激変中
 
末廣大地 17/10/15 AM02 【印刷用へ
 太陽光などの再生可能エネルギーだけですべての電力が供給できるようになれば、人類にとっての悲願を達成したことになるだろう。では我々の文明の高さはどれほどのものなのか? まだ見ぬ地球外文明の数々と仮に比較した場合、高いのか低いのか? 現代に入ってから、この地球の我々の文明を外から客観的に眺める考察が試みられている。

以下「楽天ニュース」(リンク)より引用します。

■ ■ ■

■「カルダシェフの尺度」では地球文明はどのレベルなのか?
 残念ながら我々はまだ地球外生命体を発見できていないが、この宇宙の中で我々だけが唯一の知的生命体であると考えるのは、宇宙空間の広さからいっても不自然に思えるだろう。だとすれば、我々と同じようにせいぜい恒星系内の観測しかできずに惑星に閉じ込められいる知的生命体は考えているよ以上に多いのかもしれない。

 1964年にロシアの天文学者であるニコライ・S・カルダシェフ博士が提唱したいわゆる「カルダシェフの尺度」は、文明が発する電波などを解析して文明の発達レベルを3段階に分ける指標である。

 その惑星に降り注ぐ恒星(我々にとっての太陽)のエネルギーをすべて活用することができる第1段階の文明から、最も近い恒星エネルギーの一部を直接有効活用できる第2段階の文明、さらに最も近い恒星のエネルギーをも完全に手中に収め、属している銀河の多くの星を植民地化して活用している第3段階の文明とこの3つがひとまず定義されている。

 ちなみに我々人類は、現在第1段階に到達すべく奮闘中であり、そのためにまずはエネルギーの完全な“再エネ化”が至上命題となる。

 我々の太陽を詳細に観察しても、太陽エネルギーを効率よく取り込んで運ぶ衛星などのような施設が確認できないことから、太陽系には第2段階の文明は存在しないことになる。そして公式には地球を訪れた知的生命体はまだないことから、この天の川銀河に第3段階の文明はないのかもしれない。しかしこれについては、それほどの技術があれば我々に気づかれない手段を講じてすでに訪れている可能性もある。

 地球人としての人類にとって気になるのは、我々よりも先に第1段階に到達している文明があるのかどうかという点かもしれない。そして銀河系内に第1段階前後の文明がどれほどの数、存在しているのかにも想像がめぐらされることだろう。

■地球文明は“クラス5”に入ったばかり
 昨年、地質学の世界では地質年代的に現在は「完新世」が終わり、「人新世(じんしんせい)」に突入しているとする主張がなされて話題を呼んだ。その主張の根拠は、今という時代は地質学的に見ても、大量のマイクロプラスチックや核実験による放射性降下物など、人工的な素材が混入しているからであるという。こうした痕跡は半永久的に残り、後の時代の人々から見ても時代を表す特色になるのである。

 そしてこの人新世という時代区分の観点から、新たな“文明の尺度”を提唱しているのが、米・ワシントン大学の生態学者であるマリナ・アルベルティ氏の研究チームだ。この新たな尺度に基づけば、現在の地球は100%自然物ではない“ハイブリッド惑星”になるというから興味深い。

「カルダシェフの尺度」が太陽(恒星)光の利用効率のみを尺度ににしているのに対し、アルベルティ氏らの新たな尺度では、太陽光だけでなく風力や水力なども加えた環境発電による生態学的な観点からの尺度であるということだ。

「カルダシェフの尺度は、技術的制約のない地球外文明を考える上において、特定の時期に生まれたもので、太陽光エネルギー消費だけに焦点を当てています」と研究チームは言及している。彼らによれば「カルダシェフの尺度」は、『スタートレック』に代表されるような1960年代のSFブームの“副産物”であるというからやや手厳しい。

 彼らの新たな文明の尺度は、その生態圏の条件と知的生命体の主体性がどの程度支配的であるのかの度合いにおいて、惑星を5つのステージに分類している。

・ クラス1:大気がない世界。例えば水星。

・ クラス2:希薄な大気に覆われた世界。例えば火星。

・ クラス3:わずかな生態圏と有機的生命が存在している世界。しかしこの生命は進化に向かう術を知らない。

・ クラス4:生命体が惑星レベルで変化を起こしはじめた繁栄する生態圏を持つ世界。地球はこのクラス4を脱したばかりであるということだ。

・ クラス5:知的生命体が資源を活用する世界で「人新世」に合致する。惑星そのものが開発されることで“ハイブリッド惑星”になる。そして将来の地球はエネルギーを搾取する我々人間によって深刻なダメージを受ける可能性がある。

「資源を活用する技術を持った文明には(滅亡に近づくという)悲観的な見解もありますが、宇宙の歴史の中で多くのクラス5惑星が存在している可能性が高いのです」(研究論文より)

 この新たな文明の尺度でも、我々のようなレベルの文明は宇宙の中にいくつもあり、またかつてあったことが指摘されることになった。はたしてこの先、地球が破壊され尽くして文明が滅亡するのか、それとも文明がクラス5を脱して宇宙に旅立つことができるのか、どちらに進むのかの決断が今まさに人類に突きつけられているのだろう。
 
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