健康と食と医
328394 エネルギーの30%を「食物消化」に使っている!
 
上前二郎 17/07/28 PM11 【印刷用へ
ヒトも野菜も本来の栄養を取っていない、この事実に驚愕!リンクから引用させていただきます。
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 牛は前胃で細菌の働きにより草を発酵(前胃発酵)してもらっているのですが、ゴリラは馬と同様に大腸で細菌の働きにより草を発酵(後腸発酵)してもらい、たんぱく質を合成するための各種アミノ酸やエネルギー源とするための短鎖脂肪酸を得ています。
 ゴリラはオスが200kg、メスも100kg超の巨体で、腸が大きく、盲腸が発達していますから、盲腸の中で草を発酵させることができるのですが、これは、ゴリラが、ヒトそしてチンパンジーとの共通の祖先から分かれた後に獲得していった形質と思われます。
 一方のヒトそしてチンパンジーの共通の祖先は、主として果物食を通したようで、体型は大きくならず、現生のチンパンジーと同程度の体型であったと思われます。その後、ヒトとチンパンジーは分かれ、ヒトはチンパンジーより若干大きくなったのですが、これは大腸の発達によるものです。
(中略)
1万年前からは人口増加により新たな代替食糧を必要とし、穀類を食べるようになったと考えられます。また、それより前から植物が貧相な地域にあっては動物性食品を代替食として取り入れていったのも間違いないことでしょう。
 こうして現生人類は、だんだん後腸発酵に頼ることがなくなって、必要な三大栄養素(炭水化物、脂肪、たんぱく質)をダイレクトに摂取するように変化していったと思われます。
(中略)
 三大栄養素(炭水化物、脂肪、たんぱく質)の摂取で、どんな無理が掛かるかと言いますと、膨大な量の消化酵素を必要とし、また、消化し切るのにかなりのエネルギー量を必要とするからです。
 ヒトのエネルギー消費は、通常、基礎代謝:約60〜70%、生活活動代謝:約20〜30%、食事誘発性熱産生:約10%とされています。
(中略)注目すべきは基礎代謝(生命活動をする上において必要最小限のエネルギー)であり、その割合は次のようだと言われています。<骨格筋:22%、脂肪組織:4%、肝臓:21%、脳:20%、心臓:9%、腎臓:8%、その他:16%>
 このなかで、三大栄養素の消化・分解・再合成に必要とする代謝(エネルギー消費)は、肝臓とその他(胃、膵臓、小腸その他臓器)における過半を占めるでしょうから、少なく見積もっても30%にはなりましょう。
 つまり、ヒトの現代の食事(ほとんどが代替食で占める)では、消化酵素産生をはじめとする食物代謝のためにかなりの労力を強いられている、ということになるのです。

 一方、ヒトの本来の食性である完全生菜食(葉菜類・根菜類だけ)にあっては、食物代謝に要するエネルギー消費は、噛むことと胃の蠕動だけでほとんど済んでしまいます。
 完全生菜食には三大栄養素はほぼ皆無の状態で、食物繊維の塊と言っていいでしょう。よって、消化酵素の出番はないのです。
 完全生菜食に慣れきった体になれば、腸内細菌がそれに適したものに変わり、生まれ変わった腸内細菌叢(腸内フローラ)が発酵を始めてくれるのです。そして、各種アミノ酸や生活活動代謝に必要なエネルギー源となる短鎖脂肪酸(ブドウ糖と同質)を彼らが作り出してくれるのです。(中略)
 こうしたことから、完全生菜食の場合はカロリー計算が全く無意味なものとなるのですし、消化器官はまれに口から入ってくる少量のでんぷん質や植物性たんぱく質のほんのわずかな消化活動をするだけで、開店休業状態となってしまいます。
(中略)
 このようにヒト本来の食性と現代人の食生活にはあまりにも大きな隔たりがあり、面食らうことが多いのですが、難病が完全生菜食による後腸発酵でもって治癒する例が非常に多いことを鑑みるに、現生人類が今日の食を取り始めたのは、ごくごく最近ではなかろうかと思われます。(中略)現代人が通常食を取る場合においても、野菜中心で肉や魚が少量であれば、けっこう後腸発酵してくれもするようです。
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