近代市場の拡大
327251 黒人奴隷による搾取の歴史
 
上前二郎 17/06/11 PM11 【印刷用へ
黒人奴隷の発明リンクから引用させていただきます。
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ヨーロッパがアジアに進出したのは、ヨーロッパが進んでいたからではなく、アジアの進んだものを取り入れるためだった。つまり最初は輸入が目的だった。
(中略)
東へ向かってアジアにたどり着こうとしたのがポルトガルだったとすれば、
逆に西へ向かってアジアにたどり着こうとしたのがスペインだった。
そしてその途中で飛んでもないものを発見した。これがアメリカ大陸である。
その少し前にも大きなものを発見していた。アフリカ大陸である。
アフリカもアメリカもヨーロッパ人にとっては、キリスト教を信じない未開の土地であり、そこに住む人間は人間以下の存在であった。
彼らを奴隷とすることに何の良心の呵責も感じなかった。
アメリカの現地人に強制的に銀を掘らせ、それをヨーロッパに運ばせた。
彼らインディオたちの犠牲の上に、ヨーロッパに富が蓄積された。
(中略)
インディオたちがバタバタと死んでいくと、ヨーロッパ人はアフリカの黒人をアメリカ(カリブ)に連れて行きそこで働かせた。これが黒人奴隷である。
ヨーロッパ人は大規模農場を経営し、黒人奴隷を強制労働させ、砂糖を栽培させた。
この砂糖はヨーロッパで熱狂的な人気を呼び、お茶に砂糖を入れて飲む方法が大流行した。
これもまた輸入商人たちに莫大な利益をもたらした。
つまりここでヨーロッパ人は、アフリカとアメリカという二つの大陸から自分たちの利益を搾り取る方法を発明した。その搾取の対象が黒人奴隷である。
(中略)
いっぽう、アメリカでの砂糖の生産はますます好調で、お茶に砂糖を入れて飲む風習は、富裕層だけではなく庶民層にも広まった。
砂糖生産のための労働力は需要が高まるいっぽうであり、その労働力としてアフリカの黒人奴隷が、強制的にアメリカへと運ばれた。
イギリスの仲介する奴隷貿易は最盛期を迎えた。
これはイギリス人にとって、アメリカとアフリカという人間以下の人間が住む地域を手に入れた結果である。そこでは今では考えられないような搾取が行われた。
そしてその分イギリス社会は豊かになった。
(中略)
イギリス人の金儲けに対する情熱は、西のアメリカ大陸に熱く注がれていた。
この時代に書かれた、「ロビンソンクルーソー」や「ガリバー旅行記」はそのことを如実に示すものである。
(中略)
ここで得た資金によってイギリス政府はフランスとの間で行われたジョージ王戦争やフレンチ・インディアン戦争などの植民地戦争に勝利し、北アメリカを手に入れる。
これももとを正せば、黒人奴隷からの搾取によって得られた資金である。
(中略)
そこでイギリスはアメリカの黒人奴隷に綿花を栽培させることを思いついた。
どうせ労働力はタダなのだからいくらでも安い綿花が手に入った。
この原理は、中東の石油産出権を西欧資本が握り、安い石油によって20世紀に西欧社会が発展したのと似ている。(日本の戦後復興もそれなのだが)。
機械とアメリカからの安い綿花、これがイギリスの産業革命の源である。しかしその陰に黒人奴隷がいることが忘れられている。
(中略)
黒人奴隷が1807年に禁止された後も、最後まで黒人奴隷を使い続けた国がイギリス植民地から独立したアメリカである。
---------------------(引用終わり)------
 
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