日本を守るのに、右も左もない
327017 ギャラップ調査→熱意溢れる社員の割合がたった6%の日本人、世界最悪の仕事熱意→本当にそうだろうか。
 
持国天 ( 年男 ) 17/06/02 PM10 【印刷用へ
・日経新聞(5/26)が報じている。米国のギャラップ社が実施した世界各国の企業を対象とした従業員の「仕事への熱意度」は、確かに衝撃的な数値を示している。「熱意溢れる社員」の割合が6%しかいない、「周囲に不満を撒き散らす無気力な社員」の割合が24%、「やる気のない社員」が70%に達しているという。熱意溢れる社員の割合が米国の32%に比較すると、日本は調査対象とした139国中の132番目だという。この調査によれば仕事への熱意は世界で最下位クラスとなる。
・確かに今の日本人は仕事への活力衰弱どころか生きる目標も失い、働く活力もどん底状態と云うのは間違いがない。安倍一強体制下で政界や官界に蔓延る怠惰と誤魔化しと無策、企業統治が全くできていない東芝などの活力衰弱大企業群、そして極まりは元気の塊みたいな子供達でさえ「仕方無しに生きている」と心境を吐露する教育界と家庭。このように人々の活力衰弱や集団の統合不全は、日本社会の随所で顕在化しています

・失業すれば飢えてしまう貧困の圧力から、日本は世界に先駆けて脱出しました。1970年ごろ飢えの圧力から開放された日本は、私権の強制圧力も世界に先駆けて衰弱し始め、企業統治の序列体制も衰弱して来ました。私権圧力や序列体制に基づいた指揮系統下で、活力を持って働ける日本人は今や何処にも存在しなくなってしまいました。地位やお金に収束していい生活を求めた生き方はもう過去のものとなりました。「みなの期待」を掴んで応えることが充足の源、こんな新しい意識潮流が日本社会の随所で顕在化しつつあります。

・しかし政治も企業も学校も社会を構成する主要な体制構造がいまだ旧秩序のままで、人々の新しい意識潮流を閉塞させてしまうのです。企業や学校などの古い観念や体制(私権第一や自分第一)と、日本人の新しい意識潮流との断層の拡大が、ギャラップ調査が示す「仕事への熱意」の低下に繋がっているのであろう。私権パラダイムの大転換に先陣を切って曝される、日本民族の闘いと苦悩とを暗示しているのではなかろうか。
 
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