生命原理・自然の摂理
32648 生命進化の総体が、新たな闘争圧力(適応の場)を生み出す=地球の意思
 
村田貞雄 ( 55 静岡 企画 ) 02/06/03 PM11 【印刷用へ
生物の進化を、普通は、個々の種の系統関係やその先端的な構造・機能の高度化として捉えてしまいますが、ある進化紀を生物総体(細菌、植物、動物の総体)として捉える、その「視点」が重要との指摘ですね。

>多くの種が誕生するのも種間圧力を形成するため。
>氷河期という自然圧力に換わって捕食関係という種間圧力が最先端の外圧として機能するのも、ある圧力構造を克服するときは、次の新しい圧力構造を創造しない限り、生物は存続していけないことを意味しているようです。
>生物の進化とは、種固有の新しい機能・構造・形態を創りあげることよりも、新しい「場」の圧力を形成することにその基底原理があるのでしょう。
>自然外圧が緩むと適応放散するという論理も、自然外圧に換わる種間圧力を形成するために適応放散すると読み替えて理解する方が、進化論にはふさわしいのかもしれません。

その進化時代の圧力構造を克服するときには、次の新しい圧力構造を創造しない限り、生物(生命)は存続していけない。

その通りですね。

ここで、改めて生命の地上進出を見て見ますと、植物から地上進出した必然さが見えて来ます。地上化の過程は、吉国さんが展開されたように、海の環境と地上の環境の中間域(あわさ)を介していると思います。

つまり、浅い海が地球の地殻変動、気象変動で、あちこちで干上がっていく。この水が十分に周りを取り囲まない自然圧力が、地上化適応の圧力になるわけですね。その環境では、どんな生命体も生存不可能ですから、可能性の場が開かれたともいえます。

このような、海中の生命にとって超過酷な自然環境に、何とか適応できるのは、植物しかいないですね。植物は、水中に到達する太陽光、海水中に溶存している無機塩類、溶存している炭酸ガス、温度、PHなど等、無機的な自然を直接対象とし、適応している。植物だから、海中と地上という全く異なる無機的な自然環境を、適応圧力(可能性収束)の場として、認識できるのでしょう。

この劇的な、無機的な自然圧力に対して、種間圧力を主対象とする動物は対応できなかったと思います。つまり、乾燥した地上に残された『動物』は、動物単独としては生き延びれなかったと思います。

乾燥という圧力に適応できた『植物』から、地上進出が始まったのですね。

この、地上進出紀は、言って見れば、2つの適応圧力=@無機的な自然圧力に適応する植物の進化、Aその植物が生み出す生態環境の元で、種間圧力に適応する動物の進化―が組み合わさって、より重層的な圧力構造が地球に生まれたとも言えます。

地上化によって、我々に直接繋がる哺乳類がその後登場してきますね。

我々、哺乳類特に猿類と植物の関係では、被子植物(果実のなる植物)が食性との関係で出て来ると思いますので、被子植物のトピックスのURLを、最後に載せて置きます。

中国で最古級の被子植物化石を発見 科学誌に発表
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植物形態学
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種子の中の海・イチョウの精子と植物の生殖進化
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