健康と食と医
324561 医療介入が死亡数を増やしている
 
匿名希望SY 17/02/25 PM07 【印刷用へ
慶応義塾大学医学部の放射線医師として医療に携わってきた近藤誠氏。現在は定年退職しセカンドオピニオン外来や、多数の著書を執筆。異端者と批判されることも多い近藤医師だが、医薬業界の実態や進むべき方向を考える上で注目が集まっているのも事実だ。

「健康診断はしてはいけない」(著者:近藤誠)から、要点を絞って紹介したい。

■健診を受ける人、受けない人、どちらが長生き?
欧米で行われた実地調査から。(対象者18万人)健康な人を、定期的に健診を行う“健診群”と、健診はせず体調に異変が起きたときに医療機関を尋ねる“放置群”に分類し、死亡数や寿命を調査。死亡数は、心臓血管病によるもの/がんによるもの/総死亡数/ごとに比較。

結果は、単に健診を受けるだけなら、両者とも、死亡数、寿命ともに同じ。健診を受けても受けなくても、健康とは無縁という結果ということ。

ただし、この調査は健診を“受けっぱなし”にした場合。すなわち、健診のデーターを元に医療介入をしない前提での調査。

フィンランドでは、医療介入の効果を調べるため、比較試験が実施された。

■治療を受ける人、受けない人、どちらが長生き?
欧米諸国では心臓血管病が第一位。そのためフィンランドでの比較試験は、心臓血管病を減らす目的で実施された。40〜55歳の管理職で元気な男性に健診を行い、心臓血管病になりやすい因子をもつ1200人を選び、片方は何もアドバイスしない“放置群”、片方は医者が生活改善のアドバイスやクスリを処方する“医療介入群”に分類。15年間にわたり死亡数を比較。

結果は、死亡数が“放置群”46人、“医療介入群”67人となり、介入群のほうが46%多い結果となった。これは、健康な人に医療介入することが有害無益であるということを示している。

健診により高血圧や高血糖などと診断され、「異常があります」と降圧剤などのクスリを処方されることが、かえって死亡を早めているという現象を表したデーターだ。がん検診によるリスクはより強烈に現われる。

なお、この論文は米国医師会雑誌に掲載され、日本の専門家のあいだでも話題になったようだが、日本ではマスコミ含め口を閉ざしているという。
 
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