学校って、必要なの?
324010 高校生就活、厳しすぎる制約
 
野崎章 ( 42 九州 会社員 ) 17/02/04 PM06 【印刷用へ
 先日、中学3年生の子が「早く働きたい」と言っているのを聞いた。さすがに高校まで行くとしても、高校を卒業したら働きたいと言う友達が周りにも結構いるようす。

 高校卒業者の就職活動はどうなっているのだろうか。マスコミを通じて報道されるのは大学の就職活動ばかりで、あまり意識していなかったが、見てみると、かなりモチベーションが下がる状況になっているようだ。これも大学進学への強制誘導なのだろうか。

リンクより引用します。

※※※以下、引用※※※

1社限定…高校生就活、厳しすぎる制約 企業とミスマッチ、3年以内に離職4割

(中略)

高校生の就職活動は、企業の応募書類の受け付けが始まる9月5日から本格的にスタートする。高校生の場合、学業を優先するとの考えから、大学生よりも厳しい制約が課せられている。例えば、大学生は志望する会社全てに応募書類を提出できるが、高校生はある時期まで1社しか応募できない。東京都では、9月中は1社しか応募できないが、10月以降は2社応募できる。

とはいえ、ほとんどの企業では9月中に採用活動を事実上終えているため、志望する業種・企業への就職が難しいケースも多い。こうした応募制限は全国44都道府県で実施されている。

高校卒業後、都内の建設会社に就職した男性(20)は「1社しか受けられないため、落ちたときのことを考えると夜も眠れない日が続いた」と、自身の就職活動を振り返った。通っていた高校では、「残念ながら志望していた会社からの内定がもらえず、その後の就職活動を諦めた人もいる」という。

高校生の就職活動について、都内にある中堅スーパーの担当者は「大学生が何社も応募できるのに、高校生は1社しか応募できないのは、就職協定で決められていることとはいえ、不公平な気がする」と話す。

もう一つの問題点は、面接で質問できることが限られることだ。東京労働局が企業向けに配布している「新卒者募集のために」と題した冊子によると、「尊敬する人は誰か」「愛読書は何か」といった質問は、「就職差別につながる恐れがある」として、高校生の採用試験では聞いてはいけないこととしている。

(中略)

また、大学生の採用試験では、会社が指定するエントリーシート(志望書)の提出が一般的だが、高卒見込み者の場合は「全国高等学校統一応募用紙」の使用が義務付けられている。森山取締役は「出席日数と欠席日数の欄を見て、どれだけ真面目に物事に取り組んでいるのかをみる」と話す。

高校の就職指導担当教員は、企業の面接を受けた生徒から質問の内容を事細かに聞く。もし、思想信条に関する質問がされた場合、高校からハローワーク(公共職業安定所)に通報されるケースもある。結果として、企業が「高校生の採用は面倒」と感じ、採用を敬遠する一因となっているようだ。

若年層の労働問題に詳しい慶応大商学部の樋口美雄教授は「高校生など未成年者の場合、大学生と違って社会観や労働観が十分に確立されているとはいえない」として、高卒見込み者と大卒見込み者との間で、採用活動に関する学校側と企業側との就職協定が異なるのはやむを得ないとの見方を示した。

一方、2011年春の高卒者で入社3年以内に39.6%が退職していることについて、樋口教授は「企業と高校生とのミスマッチが原因」と指摘。「企業にとっては『わが社はこういう人材が欲しい』、高校生にとっても『その会社で働くことでこんな人になりたい』と、お互いに面接で本音が言い合えるようにすべきだ」と訴える。その上で、面接で自由な質問ができるよう、協定の見直しが必要との認識を示す。

※※※引用、以上※※※
 
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