学校って、必要なの?
323625 義務教育制度は、フランス革命時代、近代科学の登用と国民皆兵制とセットで作られた。
 
田村正道 ( 54 京都 建築士 ) 17/01/20 AM03 【印刷用へ
学校教育とは何なのか?

国民から主体的な思考を奪い、国家とお金のために盲目的に働らかせる為のものではなかったか?

学校教育の発祥を、フランス革命からナポレオン政権時代にさかのぼってみると、
・国民皆兵制
・義務教育制
・近代科学の登用
の3つがセットで進められています。
この中で、学校教育はアカデミーから近代の大学へ、そして一元管理された学校制度全般が整備されていきます。

フランス革命は、旧勢力(王侯貴族と教会)支配から、近代思想(と近代科学)を使った国家による国民支配への転換であったことがわかります。


●国民皆兵制
「世界史の窓」リンク
より
〜以下引用〜
 フランス革命が進行する中、王政を革命から守るための外国からの干渉が強まると、革命を防衛するための戦争が始まった。1792年4月の対オーストリア開戦に始まり、オーストリア・プロイセン・フランス亡命貴族の連合軍との戦争―フランス革命戦争ともいう―が続いた。当初は革命派が呼びかけに応じて自ら志願したサンキュロットなどの義勇兵が主力となり、92年9月のヴァルミーの戦いの勝利をもたらした。さらに1793年初頭のルイ16世処刑、フランス軍のベルギー占領などにたいして、イギリスを中心とした対仏大同盟(第1回)が結成され、イギリス・オランダ・スペインなどに対して宣戦布告し、ほぼ全ヨーロッパと戦うことになった。

徴兵制の制定
 このような戦線の拡大に対して、1793年2月22目に国民公会は一般国民から兵士を徴募(ただし独身者のみ)することを決議した。当初は、30万人の必要兵士数を自治体に割りあて、抽籤によって兵士を選定することとした。
 ついで、8月23日には「国民総動員令(国民総徴兵法ともいう)」が成立、18歳から25歳までの青年男子全員を動員し、百万人規模の国民皆兵の態勢に入った。この国民皆兵体制の創設には公安委員会のサン=ジュストとカルノーがあたった。さらに1798年には徴兵制度が成立する。

徴兵制の意義
 絶対主義諸国間の戦争は、主として君主が金銭で兵士を雇ってくる傭兵で戦われていた。戦争は国民とは関係のないところで行われていたわけで、各国の将軍たちも戦闘も全面的な対決を避け、いかに戦わずして相手を威圧するかを作戦の主眼にすえ、実際に戦闘が行われても、傭兵は不利とみると戦場を勝手に離脱してしまうことが多かった。そのような傭兵主体の戦いの様相を一変させたのが、フランス革命で登場した徴兵制による国民皆兵の軍隊であった。彼らは個人的な損得ではなく、国家や革命の存続を担って、戦争に従軍し、しかも全面的な戦闘を挑んだ。このような徴兵による近代的な常備軍


●義務教育制
「公教育成立へのあゆみ」
リンク
より
〜以下引用〜
フランスにおける公教育制度成立のきっかけは、フランス革命(1789-1799)であった。フランス革命とは、フランス国民会議の成立からナポレオンのクーデターによる政権成立までの10年間にあたるが、旧制度を廃止し、人権宣言等の権利宣言を発表した一連の政治改革をいう。
 そのフランスにおいて、1791年にフランス憲法が制定される。そこには、全市民を対象とした共通の無償教育制度を創ることが述べられていた。全市民に教育を受ける権利があるということ、身分階級による格差をつけることなく、みんな同じ教育を受ける権利をもつということが示されたのである。


●近代科学の登用
「思想と科学サンスカラーサイエンス」
リンク
より
〜以下引用〜
ナポレオン皇帝はラプラスに対して、 「お前の書いた本は不朽の大著作だと評判が高いが、神のことがどこにも出て来ないじゃないか」とからかうと、ラプラスは言った。
「陛下、私には神という仮説は無用なのです」

ピエールシモン・ラプラスは18世紀のフランスの数学者で、「天体力学」と「確率論の解析理論」の名著を残している。天文学、確率論、解析学に偉大な業績があり、ラプラス変換の発見者として有名である。

彼は「ある特定の時間の宇宙の全ての粒子の運動状態がわかれば、これから起こる全ての現象は事前に計算できる」と主張した。これを運命決定論という。ラプラスは神を捨てて、自然現象を客観的に表現しようとする態度をとった。

ところで、サイコロを振ったとき、特定の数字の目が出る確率は6分の1である。回数が少なければバラつきがあるが、何度も繰り返していくと6分の1に限りなく近づいていく。
しかし、もしサイコロの厳密な形状と、それが落ちる高さ、大気の流れや跳ね返る台の特性など全ての情報がわかっていたとすれば、正確な観測と複雑な計算によってどの目が出るかわかるとラプラスは考えた。
 
  List
  この記事は 322522 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_323625
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
323715 義務教育制度の歴史背景 匿名希望 17/01/24 AM00

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、43年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp