地球温暖化が叫ばれて久しいが、1950年代末から1970年代初めにかけて
地球の気温は寒冷化傾向を示した。
そこには3つの要因(火山噴火、公害、大気圏核実験)があり、その要因
に共通する事例は、何れも成層圏にエアロゾルと言う細かい粒子を撒き
散し太陽の光を反射させる事による気温低温化であった。
@火山爆発
1963年2月24日、インドネシアバリ島東部のアグン火山の噴火。
この噴火によりその後3年程度、地球は0.3℃から0.4℃の気温低下をまね
いている。
A公害
1960年代とは、先進国での工場からの煤煙や自動車の排ガスと言った公害
が社会問題化した時代であり、この化石燃料の消費による硫酸イオンや
硝酸イオンも成層圏で太陽の光を反射する。
B大気圏核実験
1963年、米、英、ソの間で部分的核実験停止条約が調印されるまでに、
アメリカ195回、ソ連219回、イギリス21回、条約に加わっていない
フランス45回、中国22回などの核実験が行われている。
核戦争となり100メガトンといった水爆が実際に使用された場合、地球全
体の気温は5℃低下し最終氷期の様な寒冷化に襲われると言う「核の冬」
仮説は実際に存在していたのである。
この過去の経緯を人類は真摯に受け止め、「自然との共存」を第一位と
した世界を構築していかなければならない。 |
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