学校って、必要なの?
322572 学歴信仰の崩壊 〜大企業の1/3は出身大学名を問わなくなっている〜
 
柏木悠斗 ( 大阪 技術職 ) 16/12/16 AM09 【印刷用へ
寺脇研・著『中学生を救う30の方法』(講談社)より

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学歴社会の前提だった一括採用、終身雇用、年功序列というシステムが崩壊し、学歴信仰はあらゆる職場でどんどん消滅しています。典型的な例をあげれば、メーカーのソニーは、91年から就職試験の受験者に最終学歴を書かせていません。世界を舞台にビジネスを展開しているソニーの幹部は、日本の中でしか通用しない高学歴という基準がどれだけ無意味か分かっているのです。そして、この考え方は、トヨタ自動車、アサヒビールなどの企業にも広がっています。

労働省の調査によれば、従業員5000人以上の大企業の34%は出身大学名を問わなくなっているのです。国際的な大競争時代を迎え、企業間の競争は激しさを増しています。つねに倒産というリスクと背中あわせにある民間企業は、学歴だけを見て採用した人に仕事を任せ、業績を悪化させるわけにはいきません。真剣に人間の中身というものを見るようになってきています。

公務員の世界も変わろうとしています。首相の諮問機関である公務員制度調査会は、いわゆるキャリア官僚でも不適格と判断されれば、幹部に昇進させない人事管理をすべきだという提言をまとめようとしているのです。

日本社会全体が「どこで学んだか」ではなく、「何を学んだか」を問う社会に向かって、大きく変わり始めています。
  
その傾向がもっとも顕著に現れるのが、転職者の採用時です。ほとんどの企業の採用担当者は、転職者を採用するとき学歴は一切見ないと明言しています。では何を見るのでしょうか?
「あなたには何ができるのか?」 採用担当者はこの一点にしか興味がありません。これまでどんな仕事をしてきたか、どのような成果をあげたのかです。
 
今や転職はあたりまえのことになっています。現在、大学を卒業してから3年以内に転職する社員の割合は、就職者の約28%に達しています。ひとつの職場にしがみつくのではなく、より自分に合う仕事を求め転職していく。そのようなことがあたりまえになる時代に、学歴など何の意味も持ちません。
 
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