学校って、必要なの?
322522 学校の問題は、教え方が悪いとか、そういうことではないと思う。何よりの問題は、「大切な時間を奪っている」ということ。
 
田村正道 ( 54 京都 建築士 ) 16/12/14 AM10 【印刷用へ
〜本来、学ぶべきことは世の中に満ちている。 その学びの時間を、学校教育は大量に奪ってしまう。 毎日狭い教室、校舎に閉じ込められて、その外に広がる最高の学びから遠ざけられる。〜

学校制度の弊害に肉薄した記事。
あたりまえだと思っていた「学校」を切開してみると・・・


「最強の弱者からの挑戦状」
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より引用します。

●学校教育は、日本社会を社会依存症に感染させてしまった。
社会の根本は教育にある。つまり社会のボトルネックは教育にある。 日本人のほぼ全員が十数年の学校教育を受けて子供時代を過ごしている。 その影響は計り知れない。
 影響を想像することができないほど、大きな影響だ。 宇宙を想像するのと似ている。 心の世界を想像するのと似ている。 あまりにも巨大すぎてピンとこない。 国債700兆円を想像するのとも同じ。 まったく実感が湧かない。

新興宗教などの話題になると「洗脳」という言葉が使われるが、教育は洗脳の比ではない。 洗脳の影響力が「手榴弾」だとすると、教育の威力は「水爆級」である。 洗脳が「砂場で作った山」だとすると、教育は「エベレスト」である。 そのくらい影響力が異なる。 いやそれよりも遥かに大きな影響力を持っているかもしれない。

おかしなプログラムに洗脳されている人を第三者の立場から見ると、何かしら異様な感じを受ける。 そういう人の印象は「自覚症状がない」ことだと思う。 完全に信じ切って、微塵も疑っていない。 これは日本人という国民そのものにも当てはまると僕には感じられてならない。 完全に信じ切って、微塵も疑いを持っていない。 自覚症状がない。
僕の目には、日本人という国民はいつも自覚を失っているように見えてならない。 国家レベルでの脅迫的集団洗脳状態のように思えてならない。

〜中略〜

●学校教育の弊害
学校の問題は、教え方が悪いとか、そういうことではないと思う。 何よりの問題は、「大切な時間を奪っている」ということ。 本来、学ぶべきことは世の中に満ちている。 その学びの時間を、学校教育は大量に奪ってしまう。 毎日狭い教室、校舎に閉じ込められて、その外に広がる最高の学びから遠ざけられる。 人として本来考えるべきこと、想像すべきことを、今の日本社会では想像することが許されない。

従来の学びには、まず「答え」が用意されていた。
考えることそのものよりも、いかに正解を効率的に出すかが重要だった。
そこには「思考のボーダーライン」と呼べるものがあった。
「これ以上は考えなくていい」という暗黙の了解。 従来の頭の良さとは、そのラインを適切に判断し、世間で求められる答えを柔軟に操ることだった。


●教育がもたらした弊害。
考える力を奪い、疑問を持たない、社会依存の強い人たちを大量に生み出した。
その結果、心ないリーダーたちが世論をうまく利用し、改革不能の状態にしてしまった。

“自分の頭で悩んで葛藤を抱くべきところを、答えを先回りして簡単に手にしてしまう。 ”

学校で習った数々の「勉強内容」は、 今、僕たちの中でどのように育っているだろうか?
歴史の授業で習った無数の知識は、物語として多重的に育っているだろうか? 生物についての知識はどうだろう?

おそらく僕と同じように、ジャンク、ゴミのように無数の塵として記憶に散らばっているだけではないだろうか。
理解に繋がっていない、ただ知っているだけの知識。
学校教育において十数年、毎日毎日苦労して勉強した サイン・コサイン、エドワード・モース、ゴルジ体、古文・・。
無数の知識のほとんどが、記憶の墓場行きになっている。

なぜ僕たち日本人は、そんな無意味なことを延々とやるのだろう?
学校教育のカリキュラムは、記憶の合理的なシステムに合わない学び方を続けてきた。
潜在意識は拒否反応を起こす。
その拒否反応が「なんでこんなことやるの??」 「勉強は面白くない」という不快感をもたらす。

学校教育での学び方は、人間の記憶のメカニズムにとって、不自然なのだ。
日本人の人間性、人間力の低下の原因はここにある。

国民全員で、戦後ずっとその不自然な頭の使い方をやってきてしまった。
 
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