素人による創造
32112 人類史上初の社会の実現
 
山本士峰 ( 25 東京 建築士 ) 02/05/28 PM10 【印刷用へ
>それは、自分たちでゼロから着実に新しい『場』を構築してゆく運動であり、従来の国家や市場に要求するだけの「社会」運動とは全く位相を異にしている。
旧体制(国家と市場)自身が行き詰まって終った今、国家や市場に要求しても事態を悪化させるだけであり、その様な欺瞞的な社会運動は早晩旧体制と運命を共にすることになるだろう。(32085 四方勢至氏)

現在に至るまで、社会の底辺(一般大衆)の中から生まれた社会システムはなかったように思う。現在でこそ物的な貧困は消滅しているものの、昔であれば一般大衆は生活を営むのが精一杯であり、それ以上のことなど、出来ようはずもない。結局は裕福なものたちが築いた支配体制に従うしかない。

これは近代社会でも同じで、そもそも近代日本の誕生を見ても、一般大衆から見れば全くの押し付けとして国家は誕生している。近代日本が成立した当初などは、多くの一般市民は徳川体制を望んだとさえ言われている。この近代日本は多様な変遷を行いながらも現在に至っているが、結局私たちは、生まれた時からあるこの国家と言う存在には、全く疑問を持たず、またこれを是とする教育を施され、ある一定の範囲内でしか思考や判断が出来ない様に去勢されていると言える。例えば、ある政治家には反感を持ちながらも、国家の存在自体には何ら疑問を持たず従っている。

このように私たちは去勢され、ある一定の範囲を出ては思考できなくなっていたが、現在そのフレームである国家自体が、いや国家と言う存在を成立せしめている思想が崩壊の危機に頻している。

私たちを去勢してしまったフレーム自体の崩壊に際し、私たちは改めて停止してしまっていた思考を復活させ、この危機を乗り越えていかなければならない。そして、そのためには市場社会や支配的思考、階級社会を屠り、万人の手による万人参加の場という人類史上初の社会の実現が不可欠になるのだと感じる。
 
  List
  この記事は 32085 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_32112
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
32137 最先端にいる感覚 坂本日出夫 02/05/28 PM11

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、48年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp