脳回路と駆動物質
320918 手を動かすと脳が活性化する
 
斎藤幸雄 HP ( 53 愛知 建築設計 ) 16/10/24 AM00 【印刷用へ
古くから「手は第二の脳である」とか「手は外部の脳である」といわれます。また、心理学では「器用な手や指を持った子どもは知能も高い」ともいわれています。これは、手と脳が密接な関係にあることを端的に表現したものです。

現代の脳科学では、手は脳の「運動野」(すべての筋肉に直結して運動をコントロールする部位)や「体性感覚野」(皮膚や体内の感覚受容器などからの情報にかかわる部位)と大きくつながっていることがわかっています。

手を活発に動かすと、その刺激は脳の多くの部分に伝わります。細かい手仕事に熟練した職人や、脳の創造力と手の描写力を駆使する画家などに長生きの人が多いのは、手から脳への刺激が絶えず行われているからかもしれません。

以下、「脳と心と手は、密接につながっている!積極的に手を育てよう!」リンクより転載。
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■脳にとって、手は特別な存在
神経科学者ケリー・ランバートの著書に、『うつは手仕事で治る!』(木村博江 訳/飛鳥新社)という本があります。
人間にとって、手を動かして物を作ったり、作業したり、誰かとふれあって触覚を楽しんだりすることが、生きる意欲を高めるという内容の本です。

題名は「うつ」となっていますが、本の中で子どもの脳の発達について、
手との関係を取り上げています。
私も幼児教育の現場で、長い間子どもたちを見てきましたが、
手が赤ちゃん化している子どもが多くなっていることが気になっていました。
しっかり握れない、つかまれない、箸がもてない、結べない…。
それにつれて、食べる意欲、遊ぶ意欲も減っているように感じています。
だからこそ、ケリー・ランバートが語る「手」の大切さに共感しました。

  脳にとって手は特別な存在であり、脳の中には手の動きに結びつく
  回路が大量に存在する。
  手(すなわち腕、手首、指)を使っていると、[努力と報酬の回路]
  が活気づき、脳全体の働きが高まる。
  だとすれば、日常的に手を使うことが私たちの精神状態にもいい影
  響を及ぼすと考えても、まちがいではなさそうだ。

■パソコンやスマホの操作は手を使うことにならない
これらの動きは反射であり、ほとんどが同じことのくり返しで、たとえば大工仕事のように複雑ではない。
 
幼児がスマホをささっと操作して、動画サイトを見ていると、大人はつい、
「すごい!」とほめてしまいます。
けれど、私たちがテレビのリモコンのスイッチを押して、誰か「すごい!」とほめるでしょうか?
現在の幼児は、これが当たり前なのです。
でもよく考えてください。ボタン操作以外、この子たちは何もしていないのですよ。

  体を使わなくなると外界と接触しようという意欲が低下する。
  そしてもっと重要なことに、肉体的な活動が減ると、思考や感情が
  マイナスな方向へ向かいがちになる。

■手を動かすと気持ちが落ち着く
ということは逆に言えば、手を体を動かすことが、プラスの方向に向かうよううながしてくれるということではないでしょうか?
だからこそ、手を使ってみよう!と言いたいのです。

手を使うことはいっぱいあります。
とは言え、どこから取り掛かっていいかわからないので、
まずは、暇な時間にできることを考えてみましょう。
忙しい子育ての一日の中で、意外と病院の待ち時間って無駄だと
感じませんか?でも考えようによっては、親子水入らずの時間です。
痛みや苦しさなどの症状が軽い時の待ち時間と思って読んでみてください。

■何をしてもいいメモ帳で、手と脳を育てる
安いもので構いません。
子ども用に一冊持ち歩いてください。柄のない、無地物で大丈夫です。
さあ、これで何ができるでしょう。

お絵かき・絵描き歌・あみだくじ・迷路・線消しゲーム・○?ゲーム
いくつ頭に浮かびましたか?

歌ではなくて、この数字絵を描けますか?
また、数字をこれ以外の絵に変えられますか?
本来の用途と違う、意外な物の使い方が脳を刺激する

■本来の用途と違う、意外な物の使い方が脳を刺激する
書くだけではなく、折り紙として何が折れるでしょう?
箱・つる・飛行機・花。それともキャラクター?
丸めて手に隠して「どっちの手に入っているか?」という
ゲームはどうでしょう?
最初はおかあさんが隠す役。慣れたら子どもが隠す役。

こんな小さな積み重ねでいいんです。
「あー、やったやった、それ子どもの時にやったよ!」
それが、私たちの手を育ててくれていたんです。
だから、次の子どもたちにも、面倒くさがらずに伝えてあげましょう。
手を、育ててあげましょう。

■まとめ
手を使うことは、脳を使うこと、心を使うこと。
手の使い方を知らない子どもたちに、小さなことでいいので、
大人が関わって育ててあげましょう。
それは、大人にとっても、必ず楽しい時間になると思います。

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