子育てをどうする?
320407 「本質をとらえる頭」の作り方
 
穴瀬博一 ( 27 会社員 ) 16/10/10 PM09 【印刷用へ
(以下引用)―――――――――――――――――――――――――――
(リンク
■全体像がわからないと本質はわからない
人の話を聞いていて部分的な話をされても、何が言いたいのか、さっぱりわかりません。しかし、全体の話がわかると、何が言いたいことなのかわかってくることがあります。これは「ストーリーという流れ」をつかむことで、理解できるようになるためです。
歴史の勉強も、1ページ目から断片的知識をコツコツ学習するよりも、まずはざっと全体像をとらえるようにするとよいのです。歴史のマンガや簡単に読める薄い教科書あたりを軽く読み流して全体の流れをとらえてから、細かい勉強をしていくと、何が重要度が高く、何が低いかということがわかってきます。
先ほど、活字の羅列を見て圧倒される子が少なからずいるというお話をしましたが、これを解決する方法があります。それが「段落分け(細分化)」です。
段落分けは学校でもよく授業でやります。しかし、ただ分けるのではなく、その段落以外を見えないように隠してしまうのです。
国語が嫌いな子は、文章を読むことが面倒なので、まずは「1段落」だけを見えるようにして、その段落だけに集中できるようにします。すると、「文章全体を読むのは、かったるいけども、たかが数行程度の、1段落であれば、読んでみてもいいか」と思い、目の前のことだけに集中します。そしてその後、「結局、この段落は何がいいたいの? 一言でいうと?」と聞きます。すると、生徒は何となく感じた印象を答えます。
このように、段落という「全体像」をざっと読んで、何を言っているかをとらえる訓練をすると、本質が見えるようになっていきます。これを繰り返すと、文章全体の本質がわかるようになります。

■抽象(わかりにくい文章)と、具体(わかりやすい文章)を区別できるようにする
文章は、わかりにくい文章とわかりやすい文章とで構成されています。わかりにくい文章は「抽象文」、わかりやすい文章を「具体文」と言います。
国語の問題では、「抽象文」が答えになります。なぜでしょうか。具体文はあくまでも具体例としてひとつの例を挙げているにすぎないので、それが答えだと、そのほかの事例はダメなのか?ということになるからです。
抽象文であれば、ぼかして漠然としていますから、どのような事例にも適用できる文(どのようにでも解釈できる文)になっているので、これが答えになるのです。
会話も、文章も、抽象文でまとめて、具体文でわかりやすく説明するという構造になっていますが、生徒はこのようなことを知りません。すべて同じ言葉であり、同じ文にしかみえていません。そこで、こういう訓練をするのです。
・具体的な話ばかりであれば、「結局、どういうこと?」と聞いてみます。すると、「抽象的な言葉や文」でまとめるようになります。
・わかりにくい話(抽象文)であれば、「それはたとえばどういうこと?」と聞いてみます。すると「具体的な言葉や文」が出てきます。
 この「抽象と具体の往復」を日常で行っていると、話をしている本人も説明が上手になり、国語の文章も同様の構造になっていることがわかるようになるでしょう。
自分の口で説明させてみよう

■学んだことを説明させる
教える側は、決まったように「わかった?」と聞いて、その後、次の単元に移ってしまうことが少なくありません。そして、「わからない状態のまま→落ちこぼれ誕生」となっていきます。
わからないことは、わからないと言ってくれればいいのですが、生徒は場の雰囲気を気にするのか、正直には言いません。そこで、「生徒に説明させる」ということをやったのです。説明させてみると、生徒も自分が理解しているのかいないのかが、はっきりわかります。そして自分の言葉で説明できると、当事者意識が出てきて何がいちばん重要なことか、本質なのかがわかってきます。
このように、3つの方法についてお話してきました。本質というと何か難しい言葉のように思いますが、「要するに何?」という部分のことです。これがとらえられると、あとは枝葉末節という飾り付け部分で、表現をもう少し細かくしていくだけです。
「要するに何?」と自問自答すると、自然とどうでもよい部分は切り捨てられ、「単純化された言葉=本質」が出てくることでしょう。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
打合せや会議などの会話の中で、何が重要で何が重要でないのかを判断する、全体像
を掴む必要がある場面は多々あります。
集団の中にいることで必ず必要になる言葉、本質を捉える力。
社会に出て、どんな職業についても必ず求められる力、それは仲間をまとめる力。つまりは、共認形成力。その力さえあれば、どこにいても間違いなく上昇してゆける。
(316209)
上記記事を参考にすれば本質的な言葉を表現できるようになるかもしれません。
 
  List
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_320407
  ※トラックバックは承認制となっています。

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、48年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp