健康と食と医
320206 60すぎたら、歯をみがいてはいけない (3/3)
 
山上勝義 ( 52 京都 建築士 ) 16/10/04 PM07 【印刷用へ
yahooニュース リンク より、以下転載
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■大切なのは唾液の量

 それに加えて、歯と歯ぐきの間の部分にも悪影響を与えます。ここは非常に弱い酸でも溶けてしまいます。特に高齢者は、歯周病が進行している人が多く、さらにこの部分が弱っています。そこを研磨剤でみがくというのは、あえて傷をつける「自殺行為」なのです。

 食後の歯みがきは歯周病の予防になるどころか、歯や歯ぐきを傷つける。しかも口内環境を整えるはずの唾液を洗い流してしまい、逆効果だと言う森氏。では、正しい口内ケアはどのようにするべきなのか。

 殺菌作用のある「唾液」をたくさん出すことが重要です。唾液は、頬を押したり、舌を動かしたりすることで分泌を促すことができます。

 私が患者さんにオススメしているのは、「舌回し」と呼んでいる運動です。口を閉じ、歯ぐきに沿って、舌を左右回り両方にぐるぐると回します。

 高齢者の方にこの「舌回し」をしてもらうと、「首が痛くなった」と訴える人が多いのですが、これは舌を動かす筋肉が弱っている証拠です。寝たきりになってしまう人たちの多くは、うまく舌を使えず、食事に大きな問題を抱えています。舌を動かすことは、歯周病予防と併せて、二重の意味で健康寿命を延ばす方法なのです。

 また、唾液を歯面に効率的に届けるために、デンタルフロスや歯間ブラシを使用して、歯の間にあるプラークを除去し、唾液の通り道を作ることが大切です。

 日本ではこれらの器具はあくまで「歯ブラシの補助」と思われがちですが、実は歯ブラシよりもこれらの器具のほうが、プラーク除去率は高い。もし、歯ブラシを使うのであれば、寝る寸前、および起きてすぐ、「唾液」でみがくのが最も効果的です。なぜなら、寝ているときにいちばん菌が口内で繁殖するからです。

 正しい口内ケアをすることは、健康寿命を延ばすことに直結します。日本には、まだその意識が足りないのです。
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