民主主義と市民運動の正体
319110 小池都知事 お里が知れた
 
佐藤晴彦 ( 58 長野 会社員 ) 16/08/31 PM09 【印刷用へ
田中龍作ジャーナル(リンク)より引用します。
********************************
 都議会と都庁職員にとって最も厄介な人物が小池百合子知事と面会した。

 元日弁連会長の宇都宮健児氏。2011年、2014年と2度にわたって都知事選に立候補。野党統一が錦の御旗のように掲げられた先の都知事選では告示前日に出馬を取り止めた。

 事実上3度に渡って都知事を目指した宇都宮氏は、東京都政の問題点を調べ尽くしている。

 きょう午後、都庁を訪れた宇都宮氏は「築地(豊洲)移転」「原発事故避難者への住宅支援」など都政が抱える10項目についての要望書を小池知事に直接手渡した。

 小池知事は豊洲新市場への移転については「立ち止まって見直す」ことを強調した。宇都宮氏の要望に沿った格好だ。

 だが、原発事故避難者への住宅支援については「お帰りになりたい方が相当おられるようですね」「故郷も気になるでしょうし」と福島への帰還を暗に奨励した。

 住宅支援を続ける意向はないと見た方がよさそうだ。出自は自民党であることがモロバレとなった返答だった。

 面談後のぶら下がり記者会見で宇都宮氏は次のように感想を述べた ―

 「しがらみや利権を排除していけるかどうかが、小池都政の抱える問題だ。徹底しようとすれば妨害や反対する人も出てくる」。

 「利権に繋がっている人、そういう風習を許して来たのは都議会と同時に都の職員にもあるんじゃないか。改革を阻む勢力と妥協したら改革は頓挫する」。

   〜閉じられた都庁〜

 小池知事は選挙戦で「情報公開の徹底」を掲げてきた。宇都宮氏との面談でも「9月1日から情報公開チームを立ち上げる」とした。

 だが都庁の実態は情報公開とは逆行している。きょうの面会はフルオープンだった。

 取材受付の7階に行こうとすると、1、2階のエレベーターの前には多数のガードマンが配置されていた。ガードマンは「アポはあるか?」と聞いてきた。

 宇都宮氏側から届いた案内状に記されていた政策企画総務部総務課に電話をかけると、宮田と名乗る男性職員が出た。

 宮田なる職員は「宇都宮さんと一緒に入って来てくれ」と言い放った。石原慎太郎都知事の時代でさえこんなことはなかった。

 知事室のある6階でも、知事面談室のある7階でもスッと行けた。

 宇都宮氏側に事情を告げると「フリーでも入れるようになっている」という。

 目の前を記者クラブメディアのカメラクルーが次々とエレベーターで上がって行く。少し焦った。

 再びエレベーターで7階に行こうとすると、別のガードマンが「(宇都宮氏と小池知事の面談は)3時からなのでまだ早い」。

 時刻はすでに2時30分近くになっていた。撮影場所も確保しなければならない。もう遅すぎるくらいだ。

 田中は「ふざけたこと言うな、間に合わないよ」とガードマンを一喝し、強行突破した。

 メディア・フルオープンでこのざまだ。役人は、記者クラブ以外入れたくない。コントロールできないからだ。

 情報公開を阻む都庁の姿勢が見えた一悶着だった。

   〜終わり〜
 
  List
  この記事は 318147 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_319110
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
319686 恐るべき小池百合子劇場の罠 猛獣王S 16/09/18 PM06

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、46年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp