学校って、必要なの?
319099 入社5年目調査で判明! 大卒より評価が高い“高卒人材”
 
柴田英明 ( 26 会社員 ) 16/08/31 PM05 【印刷用へ
■偏差値の高い学生は会社で活躍しているか?
昔から変わらない新卒選考の基準の1つになっているのがどんな学校を出たかという「学校歴」です。明治30年代に発行された雑誌にも、就職に有利な学校として、帝国大学や官立の高等商業学校(一橋大など)、高等工業学校(東工大など)、私学では早稲田大、慶應義塾大が掲載されているほどです。

しかし、偏差値が高い一流大学の出身者であれば、入社後も本当に活躍してくれるのでしょうか。こんな疑問を抱いている人事担当者も少なくありません。

じつはこれを確かめようと密かにある“実験”をした会社があります。1社は大手精密企業。東大卒と高校卒の新入社員を数名ずつ同じ部署に配属し、同じ仕事を担当させたそうです。同社の人事部長はこう言います。
「業務遂行能力の評価はほぼ変わりませんでした。でも高卒者のほうがやや点数が高いという結果です。入社2年目になると能力差が出るのではと思っていましたが、残念ながら同じ結果でした」

3年目は大卒と高卒の配属先が異なるので比較は無理でしたが、この実験を機に選考では、今まで以上に人物重視の選考に切り替えたそうです。

入社5年目の活躍度を調査したのがIT企業です。まず同社で実際に活躍している社員が共通に持つ高い能力を調べたところ「意欲の高さ」と「発想の豊かさ」の2つでした。この2つを指標に入社5年目の学歴、学校歴別に社員を調査したそうです。じつに驚くべき結果が出たそうです。

同社の人事部長はこう言います。

「当社は大卒以外に高校、専門学校卒も採用しています。それを含めた全員を調べたのですが、最も評価が高かったのは高校、専門学校卒だったのです。次に東大、京大や早慶クラス、最も低かったのが明治、中央などのMARCHクラスでした。学歴に関してはまったくの逆の結果になりました」

■「高卒採用が狙い目」に賛同の声
日本の企業社会において、いまだに非常に重要な意味を持つのが学歴だ。社員を募集する際、応募条件に「大卒以上」と記す会社は非常に多いが、あるブロガーが「大卒より高卒を採用すべし」という内容のブログ記事を発表し、これが話題となっている。

2月15日、「AS ONE LIKE」というブログを公開しているブロガーが、「苦労して大卒を採用するよりも、優秀な高卒を4年間かけて育てた方が良いのでは。」というブログ記事を公開した。ブロガーは、「優秀な大卒を採用するのは有名企業でも難しくなってきている。それならいっそのこと、優秀な高卒を4年間かけて育てた方が良いのではないか?」と、問いかけ、
「3年間、授業、勉強、クラブ、バイトをやって鍛えられた身体のまま社会に出てるわけで、仕事を始めるには最高の状態」
「日本で会社員として働く上で、大学四年間もしくは大学院含めた六年間の学業経験が必須になることなんて、余程の専門職でない限りまずありません」など、高卒で採用するメリットを列挙。現在の“大卒神話”に警鐘を鳴らしている。

たしかに “大卒”という肩書が必ずしも“優秀”を意味するものではないことは、数字が表している。1990年には30%台前半だった大学進学率は、今や50%台後半にまで上昇し、クラスの半分以上が大学に行く時代。また進学後、学業に専念しているとは言いがたい学生もいることは事実だ。ブロガーも「下手な大学を卒業した学生よりも3年間の勉強を終えたばかりの高校生のほうが優秀なのでは?」と、指摘している。

ブログ記事は、多くの人に響いたようだ。ツイッターには、

「間違いない笑」
「この考え方、就職のあり方を大きく変えられる可能性を感じるなー!!」
「このアイデアそっくりそのまま頂いちゃおっと」
と、賛同の声が登場し、実業家の堀江貴文氏も「その通りやん」とコメント。
「中卒、高卒、大卒 採用に関して、一緒に働きたいと思う人なら関係ないと弊社でも話しています」
「うち、事務員さんはこの方針で高卒を採用してるなぁ」
など、すでに実践している人からのコメントも寄せられている。現実的には、優秀な高校生を高卒で企業に引き込むには、相応の魅力的な条件を提示することが必要となりそうだが、ブログ記事への反応の大きさを見ると、「大卒以上」へのこだわりに違和感を抱いている人は、かなりの数いるようだ。

リンクより抜粋
 
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