10歳の長女が、「塾の勉強やママの問題はめっちゃ面白いのに、学校の勉強が最近面白くない」とこぼしていました。
どんどん勉強が嫌になっている友達も増えてきているそうで、長女は教科書や今の担任の先生のやり方が原因ではないかと考えているようです。
長女曰く、
「勉強って、いっぱい考えて頭使って、今まで知らなかったことを知れたり、もっと簡単に解ける方法を見つけたり、知ったことを組み合わせて新しいことを発見したり、友達と協力して難しい問題に挑戦したり、自分だけじゃ考えつかなかったことを友達と思いついたりする『やったー!』って感じがめっちゃ楽しいから好きやねん。」
「でも、学校の勉強は、教科書やプリントの隣や下にすぐ答えが書いてあって、視界に入ってくるから一から考えようとしてるのに邪魔やし、そもそもみんな一所懸命考えてるのに時間が来たらすぐ先生が答えや解き方を言ったり、わからんくて考えてる人にすぐ『もう答え見ていいよ、次は早く解けるよう解き方を覚えなさい』って言うねん。そんなん面白くないし、それでみんな勉強が面白くないって思うようになったらもったいないのに。」
「ママ、よくお仕事しながら何回も書き直したり考えたりしてるけど、答え見たら早くできるお仕事もあるん?」
とのこと。
「じゃあどうしたらいいと思う?」
と問うと、
「先生に、早く早くとか言ったり、すぐ答えを教えたりしないでくださいって頼んでみる」
「塾の自習室で友達と一緒に勉強してるみたいに、学校の休み時間に友達と問題出しっこしたり、なんでかなぁって思うことをいっしょにスッキリするまで考えて本とかで調べてみる。」
「勉強って面白いなーって思ったことを、どんどん友達に話してみる」
「友達を塾に誘ってみても『ママにあかんって言われた』って言う子が多いから、なんであかんのかちゃんと聞いて考えて、塾の方がいいってお母さんが思ってくれる言い方を考える。」
などなど、みんなが勉強を楽しめるには?みんなでもっと充足するには?を長女なりに考えていました。
>学校で与えられる教科書の中身は、周りと繋がりたい一心で言葉を吸収していた幼い頃のような肉体的な欠乏と全く繋がっていません。
>そんな「勉強」を強制すればするほど、子供の活力は衰弱し、遂には生きる意欲そのものを失ってゆきます。
>そんな勉強を2年も続けると本来の思考回路はすっかり封鎖され、「答えを理解する」という頭の使い方しかできない「理解脳」ができ上がります。自分の頭では何も考えられないマニュアル人間のでき上がりです。
それでは社会に出ても使い物になりません。社会で求められるのは、正解のない問題に挑戦して答を生み出してゆく本物の思考力だからです。
子どもたちの活力を上げるには、大人が強制し答えを教えて理解させるのをやめるという意識転換が必要だと感じました。 |
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