学校って、必要なの?
317925 強制的な勉強は、本来の思考を封鎖する
 
岡田淳三郎 ( 70代 大阪 経営 ) 16/08/01 PM10 【印刷用へ
赤ん坊は、言葉の欠乏の塊で、貪欲に言葉を吸収してゆくが、その原動力となっているのは、本能と共認機能が生み出す生存欠乏・力の欠乏と充足欠乏・繋がり欠乏である。このように100%内発的な潜在思念だけが、「どうする?」という工夫思考⇒同化思考の回路を駆動させる。

従って、上から与えられた強制的な勉強課題に対しては、工夫思考⇒同化思考の回路が全く作動しない。現に、子供たちは、最大の課題である勉強課題に対してさえ、「勉強意欲を上げるにはどうする?」と思考する(そういう頭の使い方をする)ことが全くできないでいる。

こうして盲目的に勉強すればするほど、潜在思念と全く繋がらない「与えられた答」を観念で理解することしかできない理解脳が強固に形成され、本来の工夫思考⇒同化思考の回路を封鎖してゆく。

勉強脳とは、本来の思考を封鎖する封鎖脳であり、15才頃(高校に入る頃)には、すっかり頭が錆びついて、本来の工夫思考⇒同化思考が殆どできない封鎖脳が形成されて終う。

直接の原因は学校制度・受験制度(教える教育)であるが、その母胎となっていたのは、私権圧力と市場拡大と近代観念である。
現在は、封鎖脳を生み出した私権も市場も近代観念も終っているのに、形骸化した学校制度・試験制度だけが残存している状況にある。

人々の、思考回路が作動しない(従って、思考停止に陥っている)のは、勉強が(その後の仕事も)上から押し付けられた強制課題だからである。まして、崩壊期に入った学校制度が強制する勉強など、なおさらやる気になれない。やる気が起きないから、考える気もしない。私権制度が強制する仕事についても、同様である。
それに対して「原発どうする?」にしても、「不正選挙をどうする?」にしても、「環境をどうする?」にしても、これらの社会問題は、間違いなく本能・共認機能を刺激し、潜在的な統合期待と言葉の欠乏を生起させる。
しかし、勉強脳=封鎖脳によって思考回路が封鎖されて終っているので、何も考えられない。

従って、まずは本来の思考回路を再生して、勉強脳から脱却する必要がある。そのためには、何らかの志を形成して言葉の欠乏を顕在化させる必要があるが、その際、同時に勉強脳や近代観念から脱却する必要がある。
それらを全てひっくるめて実現するのが、3分間、観念を停止して(=言葉を使わずに)、潜在思念で人々に同化する修練である。人々に同化して、「人々は何を求めているのか?」「どこに向かおうとしているのか?」を潜在思念で掴み取ること。

実は追求の真髄は同化にある。だから、追求力とは同化力に他ならない。本物の追求力を再生できるか否かは、潜在思念で対象に同化できるか、この同化修練にかかっている。
 
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