世界各国の状況
315627 大学生が見たアメリカの小学校の教育現場とは?
 
大越菜央 ( 25 神奈川 会社員 ) 16/05/25 PM01 【印刷用へ
日本人の大学生が、海外ボランティアとしてアメリカの小学校の教育現場から学んだことは何なのか?を紹介します。
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アメリカの子どもたちの様子や印象に残ったことはなんですか?
寺尾:日本の小学5年生よりも素直で、先生の言うことは絶対守るという印象でした。期間中、自閉症の子が転入してくることになり、私も先生たちの会議に入らせていただき、子どもたちへの影響やサポート体制などについて話合いました。先生が本を読んで子どもたちに自閉症についておしえてあげると、何人かが「わたしの隣の席にしてくれれば、私が助ける」とか「休み時間に一緒に遊んであげる」などと言ってくれたことがありました。1クラス約30名の中に1名くらいの割合で、自閉症の子がいるのですが、子どもたちは、症状のことを理解して偏見を持たずに接する雰囲気がありました。

保坂:私が行ったのは幼稚園児から小学校5年生までの子どもたちがいる学校で、各学年2クラスあり、1クラスの児童数は20人弱でした。全体的に子どもたちが積極的でした。授業中、どんどん手をあげて発言や質問をしたり、私の名前を覚えたら呼んでくれたり、日本語でわからないことがあれば、主体的に子どもたち同士で助け合うことが普通になっていました。机の並びが4人くらいずつのグループで机が向かい合っていて、良いことをしたら先生がそのグループにポイントをあげるような仕組みを作っていました。

人種は白人(コーカサス)の子、日系の子、日本以外のアジア系やアフリカ系の子どもたちもいて様々でした。ある人種の子どもたちの勉強に対する意欲が低い傾向があるなど先生たちにとっての課題はありましたが、子どもたちの間では人種で隔たりを作るようなことはなく、人種ごとにグループができてしまうようなことはありませんでした。

子どもたちはよくなついてくれて、私をよく手伝ってくれる子もいましたし、触ってはいけない運動会の道具で遊ぼうとしていた子を英語でうまく注意できない時に英語でフォローしてくれるようなしっかりした子もいました。 日本語のクラスを受けている子たちなので、できるだけ日本語を使おうとする習慣ができていて、幼稚園のクラスでもお菓子の袋が開かないときに、「袋を開けてください」と言えるようになっていてびっくりしました。

寺尾:私の行った小学校では、初めて見る日本人が私という子がほとんどでしたが、特に子どもたちはとまどうことなく接してくれました。


アメリカの先生の様子や印象に残ったことはなんですか?

寺尾:先生の担当する学年は、ほぼ固定されていました。5年生担当ならば毎年5年生の担当というように。アメリカの学校でも私の行ったところは、日本と同じようにクラス全員が黒板に向かって座っていました。席順はその日ごとに先生が主体で決めていて、基本的に勉強があまりできない子は前に座らせるなどしていました。時々パソコンを使ったリーディングのテストをするのですが、今の成績だけでなく、前の学年の成績も参考にしていました。日本のような「学期制」ではなくYear around(通年)のシステムなので、クラスによって夏休みを取る時期が違うようでした。

保坂:私がついたのは日本人の先生たちでしたが、どの先生も厳しい時と褒める時のバランスがとれていて、授業中発言をしたり、注目しないといけないときにすぐに注目できたりした子のことは褒めていました。また、「Dragon Dollar」という校内でのフリーマーケットなど学校内だけで使える紙幣を与えていました。あるクラスでは教室の表に子どもたちの名前のクリップを貼って、良いことをすると上にあげ、悪いことをすると下げるなど、数字や目に見える形で評価していました。

先生が合言葉を使ったり、手でキツネのマークを作るのですが、それに気づいた子どもから話すのを止めて静かになるので、子どもたちを集中させる工夫がしっかりとしていて驚きました。

寺尾:私の学校にも、褒められることをするとチケットに名前を書いて教室の後ろの箱に入れて、金曜日に回収してクジをひいて当たった子が景品をもらえるようなことをやっていました。

保坂:ポイント制がすごく多かったですね。班ごとやクラス単位でビー玉やクリップを使ってポイントをあげるなど色々やっていましたね

【アメリカの小学校の特徴B】
 先生は子どもたちの名前を呼びながらよく褒める。良いことをするとポイントやチケットを与え、 子どもたちのやる気やモチベーションをコントロールしていた。

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