市場は環境を守れない、社会を統合できない
31508 目前に存在する国家の危機
 
小西康雄 ( 38 大阪 ) 02/05/21 PM09 【印刷用へ
>(市場は)それ自体では決して自立して存在できず、国家に寄生するしかない。だから、市場は、云わば国家というモチに生えたカビである。
>市場が国家の養分を吸い尽くせば、市場も国家も共倒れになるだけである。国債の暴落をはじめ、その可能性は充分にあると見るべきだろう。


いまや、主体であるべき国家の全ての政策課題は、寄生物である市場の成長が第一となっています。いまや、国家の現統合階級には市場を安定縮小させるという発想は生まれないでしょう。
破局の危機を薄々感じながらも、共倒れのその時まで市場を支えつづけるのだと思います。
そうなれば「何をするにもお金がかかる社会」では、お金の価値が崩壊すれば市場は機能不全に陥り、食うにも困る状態となるでしょう。

そればかりか、市場は豊かさ実現によって必然的に活力を失う存在であるなら、豊かさをすでに実現したアメリカを筆頭に欧米先進国、日本といった先進各国から破局を迎えるはずです。
「市場のグローバル化」に新たな可能性などある筈も無く、破局へ向かう自国市場を支えるため、なりふり構わぬ先進国家間闘争が繰り広げられる場と化すでしょう。
国家中央情報局による諜報活動、他国予算への干渉、民間格付け会社による国債市場操作など、国家間闘争が既に繰り広げられている証左だと思います。(ただこの国家間闘争も、市場のグローバル化故に自国だけが無傷というわけには行かないでしょうが。)


国内にみられる市場限界や国家間の闘争激化。これまで「滅亡」として語られていたことは既に目前の課題であるのだと思いますし、それほど時間に余裕も無いでしょう。
市場と決別し、市場に寄らない新たな様式で統合された国家を実現することが、この破局を免れるる唯一の方法だと思います。
 
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