本能⇒共認機能⇒観念機能
314917 【言語の進化】12.侵略戦争による優先動詞の多用と語順の大変化
 
縄文男児 ( 70代 大阪 経営 ) 16/05/07 AM00 【印刷用へ
推測動詞や意思動詞は、洞窟時代から在ったが、同類闘争の緊張圧力が高まるにつれて、否定動詞や断定動詞が登場し、さらに侵略戦争→権力支配の時代になると可能動詞や所属動詞、あるいは使役動詞や服役(受身)動詞が登場する。
  
アルタイ語族では、それらは全て動容詞の語尾変化によって使い分けられた。
「らしい」「ようだ」、「したい」「しよう」、「しない」「せぬ」、「です」「ます」、「させる」「させられる」
また、アルタイ語族(=ツングース族やチュルク族)は、セム族や印欧語族ほどの激しい皆殺しの侵略戦争に直面することなく、部族共同体が残存し続けたので、原初の語順がそのまま残存した。

他方、侵略戦争が常態化したイラン高原やコーカサスや地中海では、伝えるべき言葉の緊急性が一気に高まると共に、言葉の正確さが極めて重要になった。その結果、とりわけ侵略の張本人であるセム族では動容詞が文頭に来ることになったが、侵略された側のハム族や印欧語族においても、対象詞の次に動容詞が来ることになった。つまり、語順が大きく変化した訳である。
その後、書き言葉が定着すると、各語族の語順は変化し難くなり、現在までその語順を踏襲することになった。

セム語やハム語や印欧語では、動容詞が前にくるようになったが、これら侵略語の語順の大変化を先導したのは、特定の文意の優先動詞の多用である。
侵略社会は、能力や可能性を問う可能動詞や、所属や所有を問う所属動詞や、義務や必要を強調する義務動詞、あるいは使役・服役(受身)を示す使役動詞、更には否定や断定をはじめとする説得のための説得動詞が極めて重要になり、これら一群の優先動詞が動容詞の前に来るようになり、その結果、動容詞共々、文頭に(or主体句の次に)置かれるようになった。
(なお、これら優先動詞を言語学では「助」動詞と呼んでいるが、それも英語を訳の分からない物にしている大きな原因である。「助」と言えば、どうでも良い付け足しのように感じてしまうが、これら優先動詞は付け足しなどではなく、優先動詞こそが文意の中心であることを示し、だからこそ動容詞の前にくる最も重要な動詞である。)

セム語や印欧語族の言語は、動容詞が前にくるようになっただけではない。皆殺しの侵略戦争の結果、本源的な共同体は徹底的に破壊され、それまで集団を律していた不文律の規範も破壊されて終った。そこで、彼らは人工的な法文や契約によって社会を律してゆくことになった。
その結果出来上がったのが契約社会であるが、契約社会では常に主体とその対象を明示しなければ、個々の関係を律することも社会を律することもできない。そして、そのような言葉が書き言葉として定着してしまうと、主体や対象を省略しても意味が通じる場合でも、必ず主体と対象を明示することが普通になる。

それに対して、侵略を経験していない縄文人→日本人の場合は、語順が本源的なS・O・Vのままであるだけではなく、本源的な不文律の規範が濃厚に残存しているので基本的に共感社会であり、主体や対象を言葉にしなくても通じる場合が多い。この点も、日本人がそれらの言語を習得する上で、よく心得ておくべき重要なポイントである。
(但し、現代は侵略が常態化していた4000年前〜3000年前に比べると侵略圧力が大きく低下しているので、米語などでは、主体や対象を省略しても通じる場面が増えつつある。従って、将来、印欧語などの話し言葉は日本語に近くなってゆくのかも知れない。それはともかく、西欧文明の終焉が象徴しているように、侵略語が人類史的に見て時代遅れの言語になりつつあることは間違いないと言えるだろう。)
 
  List
  この記事は 314916 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_314917
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
314958 【言語の進化】13.セム語、ハム語、印欧語における、前関詞、冠関詞の発達と、それによる関詞の消滅。 縄文男児 16/05/08 AM00

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
抗がん剤は、実は増癌剤だった
白血病で息子を亡くした医師の語った抗がん剤治療の実態
「ガンはうかつに治療するな!」はごく一般的選択肢
日本の癌治療の実態〜利権に群がるガン・マフィア
製薬会社と医学部の癒着、現役国立大学教授が実名で現状告発!製薬会社と大学教授がグルになって患者を騙す!
現代医療を牛耳る存在〜国際医療マフィアとは?
近代医療が金貸しに乗っ取られる過程A 〜大卒の医薬品を使う医師のみにお墨付きを与え、他の医療を排除する〜
捏造された新市場(精神疾患と専門薬)2
輸血に関するウソ、赤十字社などの血液利権の巨悪犯罪(1)
輸血は無意味だった!塩水で十分!!
栄養学の嘘:食物のカロリー表示は全く意味のない数字
健康を守れない健康診断。無駄で有害な健康診断。健康診断は患者濫造システム
90%以上のガンは数週間のうちに完治する
千島学説との関連性は?鳥取大、癌は容易に正常細胞へ変換できることを発見
「がん」を考える5〜がん腫は、非常の排毒機能
発熱しても薬は飲むな「世界には2人の名医がいる。それは食欲不振と発熱だ@」
現代医療の闇と東洋医学の復権
共認治癒力A
食べなければ死なない@
一日一食健康法
食べることやめるには、腸の菌を育ててから
命のない食べ物が私たちを狂わせてしまう。〜あなたの食歴は大丈夫?
砂糖は怖い
JTは、タバコより「塩」をどうかして欲しい。
子供の脳を破壊してしまう危険な化学塩
牛乳の害(ここにもアメリカとマスコミ支配の影が・・・)
知ってる人は食べない、七つの食品
放射能汚染から身を守る為の知恵〜塩、味噌が身を守る!
微生物を利用した発酵食品が放射線障害から身を守る 1
微生物を利用した発酵食品が放射線障害から身を守る 2
「たまねぎ氷」で見直されるたまねぎの効能
重曹は放射能汚染除去にも強い威力
重曹うがいを1ヶ月続けてみた。⇒効果大!
ガン死亡率が増えているのはタバコが原因?
タバコ発ガン説のウソ
タバコと肺がんの関係における統計学的なごまかし
タバコの常識の嘘
新事実が出ているにもかかわらず見直されない『母子手帳』
欧米にはなぜ寝たきり老人がいないのか?
驚愕!エイズは嘘だった

『るいネット』は、47年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp