本能⇒共認機能⇒観念機能
314868 【言語の進化】9.より正確に考える必要から文言が2語以上になり、それに伴って語順規則が出来ていった。
 
縄文男児 ( 70代 大阪 経営 ) 16/05/06 AM00 【印刷用へ
原初の擬態語は、より正確に考える必要から、緩急詞(副詞)と動容詞、および評価詞(形容詞)と対象詞という形に4種類の品詞に分化(=進化)したが、洞窟を出るにつれて考えるべき対象(=伝えるべき事象)が増えてゆき、それにつれて各品詞の言葉の数がどんどん増えていった。
とは云え、当初は、みんな(仲間)に対する呼びかけや役割を示す言葉(これらを関係言と云う)は、動容詞のみ、緩急詞のみ、評価詞のみ、あるいは対象詞のみでも意味は通じていた。また、自然現象を伝える言葉(現象言)も、当初は動容詞or緩急詞or評価詞or対象詞のみだったと考えられる。しかし、正確に捉える(→伝える)ためには、2品詞以上の文言が必要で、それが普通になってゆく。

2品詞の文言の場合は、評価詞+対象詞、緩急詞+動容詞という語順規則を定めるだけで問題はない。
対象詞と動容詞を含む文の場合も、侵略前の世界の全ての言語がそうであるように、対象詞+動容詞(つまり、名詞の後に動詞)とすることで済んだ。

しかし、洞窟の外に出る時間が増えるにつれて、認識対象がどんどん広がると共に、追求すべき(→伝えるべき)言葉の正確さも重要になってゆく。それは、文言の複雑化を招く。(一般に、正確に表現しようとすればするほど、文言は長くなり、従って構文が複雑になる。科学論文などに顕著である)
実際、より詳しくorより正確に伝えるためには、「いつ」「どこで」「誰が」「誰に」「何をした」という5相の語句=時句、所句、主体句、対象句、述句が必要になる。

その内、時句と所句は、すでに文頭と二番目に来るという語順が定まっていた。
また、それ以下の語順も、より原初的なアイヌ語やアルタイ語がそうであるように、主体句・対象句・述句という語順が定まっていた。これは、関係言であれ、現象言であれ、「何が」=何についての文言であるのかを示すことが優先し、次に「何に(or何を)」という対象を正確に示すことが優先したからであろう。
しかし、4語以上の文言になると、S・O・Vの語順だけでは、文言を構成できなくなる。
 
  List
  この記事は 314835 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_314868
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
314869 【言語の進化】10.更に詳しく伝える必要から文言が長く複雑になり、各語の関係を示す関係詞が生み出された。 縄文男児 16/05/06 AM00

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
オス・メスの事実の確認
オスメス分化の塗り重ね構造
雌雄分化における統合
哺乳類のオスメスの庇護依存関係と原猿の雌雄共認との違い
哺乳類の性闘争本能
『性闘争本能から縄張り闘争へ』
原猿における共感機能の進化の流れ
原猿のメスについて
サル時代の婚姻様式
もともと、生物には親子関係など無かった
チンパンジーの娘移籍に関する仮説
エスキモー族に見る性関係
ネイティブアメリカンに見る「女性への賛歌」
【女主導の原理と現代への適用】番外編 シャーマンの性別分布
「性の探求者」シリーズ(1) 未開部族に見る性の追求 〜性は日常、性は充足源〜
「性の探求者」シリーズ(2) 赤松啓介に見る性の追求 〜日本人のおおらかな性〜
代々木忠の「自分とつながるための方法論」
チャネリングセックスとは、どのようなものか?
自我が邪魔をして心を開けないセックス
セックスで得られる10の驚くべき健康効果
共同体では、子供はみんなで育てる。
闘争と生殖の包摂@
闘争と生殖の包摂A
再読 日本婚姻史 「縄文から弥生への婚姻様式の変化」
■再読 日本婚姻史 「弥生時代の父系文化への移行〜父親観念の発生〜」
家族って何? シリーズ3.江戸時代 〜武家だけが血縁父子相続であった〜
家族って何?シリーズ5 明治時代 〜洗脳と法制化によって民衆は「家」と「国」に嵌め込まれていった〜
日本人はどのように恋愛観念を受容したのか?〜明治編@
女たちの充足力を日本史に探る7〜明治以降の一対婚様式が破壊したものとは
【家族って何?】シリーズ.8〜昭和後半から現代〜家族という枠組みは成立していたのか
恋愛至上主義ゆえに結婚制度が壊れ、家族が消失する
家庭とは何か?1930年、高群逸枝はかく語る。(1)
家庭とは何か?1930年、高群逸枝はかく語る。(3)
男たちは、性闘争を放棄した
転換期の女たち
いい女は最強の充足媒体
男たちは 『力の基盤』 を失った
男女別学 −脳の差という視点で考える−
『目先ではダメ』だから少子化は進む一方
子どもにとって、「遊び」は最大の学習課題

『るいネット』は、46年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp