いい女って、何?いい男って、何?
31397 これからの「おしゃれ」
 
阿部和雄 ( 41 東京 設備士 ) 02/05/20 AM04 【印刷用へ
 相手に好感をもってもらうため、身なりを整えたり、お化粧に気をつけたり、つまり「心配り」のゆきとどいた人を、「おしゃれ」な人と呼びます。

 表面的な見え方ではなく、このような心がけをもち、実際に周りの人達に好感をもって受けとめられることが、おしゃれの本質だろうと思います。つきつめれば「おしゃれとは、その人の対象性のあらわれ」であると。

 とすると、現代の「おしゃれ」は、一本釣りのための挑発であったり、同性間の序列闘争であったり、はては被虐的な自己満足であったりと、どうもその対象性が歪んでいます。

 挑発性は真猿以来、性的存在へと可能性収束した女の本能(挑発本能)といってもいいくらい、根源的な女性の価値だと思います。(これを)それは「皆が認めるいい男」へ向けられるときに本来の価値(男をやる気にさせるなど)が発揮されるはずですが、自分の欲求を満たしてくれる男(たいていは独占ダメ男)に向けられた瞬間、幻惑価値(商品価値)になり、男を懐柔するための道具に成りさがってしまいます。

 序列闘争は、女の価値をめぐる評価競争〜「女を磨く」ことに収束しているのならばいいのですが、どれだけ多くの男を惹きつけられるか(実は惹きつけておいて拒絶するのですが)といった私権獲得のための商品価値競争はなんとも浅ましいものです。ただしこれは、まっとうに女の価値を評価できない男達の責任が大です。
 
 現在ではすでに私権は衰退し、「おしゃれ」もその向かうべき対象を失い迷走しているような気がします。体のあちこちに穴をあけたり、突飛な服装とメイクで悦に入ったりと、得体の知れない自己表現(?)の世界にはまり込んでいるような印象をうけます。また一方では、ナチュラルメイク(っていうんですか?)で自然志向に向かっていたり・・・

 そしてこれからの「おしゃれ」については、宮川さんのアフリカ女性の話が印象的です。彼女達の様子を想像すると、身を飾る、きれいに見せる、というのはきわめて本能に近いレベルの行為であるように思います。男の好みはああだこうだ、とか私はこうしたほうがきれいに見えるのよ、といった邪推もなく、「自然界の美しいものたちのように美しくありたい」という切なる思いの表出が「おしゃれ」になっているような感じです。

 美しいものを美しいと感じる感受性(これも対象性の一つでしょう。認識力ともいえるかもしれません)が「おしゃれ」な人の評価指標。そんな風になるかもしれません。
 
  List
  この記事は 31123 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_31397
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
233368 心化粧、しませんか?(*^-^*) 西知子 10/06/18 AM01
172743 「対象性」はいい男たちに収束することで身に付く! 門奈津子 08/03/20 AM02
流行ってると欲しくなる…? 「お役に立ちます☆」 05/03/07 PM11
31412 おしゃれも認識力 谷佳香 02/05/20 PM09
31410 役割が「おしゃれ」の評価軸を決めていく 森本亜希子 02/05/20 PM09

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、46年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp